ニック・ケイヴは来たるニュー・アルバムより新曲“Long Dark Night”の音源が公開されている。
新曲“Long Dark Night”は8月30日にリリースされる通算18作目となるアルバム『ワイルド・ゴッド』に収録される。
“Long Dark Night”の音源はこちらから。
ニック・ケイヴは“Long Dark Night”について16世紀のスペインの司祭、十字架のヨハネが書いた詩『暗夜』から影響を受けたと語っている。「“Long Dark Night”は転向について書かれたこれまでで最も偉大で力強い詩の一つをインスピレーションとしたんだ。最終的には美しいカントリー・チューンになったけれど、“Wild God”という曲にとって素敵な仲間になっていると思うよ」
8月30日にリリースされるアルバム『ワイルド・ゴッド』には全10曲が収録され、これまでのテーマと実験性を行き来しながら、ニック・ケイヴの生み出す豊かなイメージと感動的な物語を高めるための展開を有するものになるという。
「自分に与えたような影響をこのアルバムでリスナーにも感じてもらえたらと思う。スピーカーから飛び出してきて、心を奪われるんだ。複雑なレコードだけど、楽しい形で深く伝わる作品にもなっているんだ」とニック・ケイヴは述べている。
「レコードを作る時、全体的な計画なんてものはない。レコードというのは作曲者や演奏するミュージシャンの感情的な状態が反映される。このアルバムを聴いていると、どうやら僕たちは幸せそうだね」
「このレコードにごまかしはない。来るところで来るし、奮い立たし、心を動かしてみせる。そこが気に入っているんだ」
アルバムについてプレス・リリースでは次のように記されている。「再び繋がったグループが勇気づけられて飛翔するサウンドで、ザ・バッド・シーズの過去を懐かしく思い出させてくれる瞬間もあるが、それは束の間のもので、バンドが執拗に前進していることが表現している」
『ワイルド・ゴッド』の曲作りは2023年の元旦から始まり、レコーディングはプロヴァンスにあるミラヴァル・スタジオとロンドンにあるサウンドツリーで行われている。アルバムにはザ・バッド・シーズのメンバーの他、レディオヘッドのコリン・グリーンウッドとギタリストのルイス・アルマウが参加している。アルバムはウォーレン・エリスとの共同プロデュースで、ミックスはデイヴ・フリッドマンが担当している。
新作のトラックリストは以下の通り。
1. ‘Song of the Lake’
2. ‘Wild God’
3. ‘Frogs’
4. ‘Joy’
5. ‘Final Rescue Attempt’
6. ‘Conversion’
7. ‘Cinnamon Horses’
8. ‘Long Dark Night’
9. ‘O Wow O Wow (How Wonderful She Is)’
10. ‘As the Waters Cover the Sea’
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