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ジョン・メイオールが亡くなった。享年90歳だった。

ジョン・メイオールは1967年発表のアルバム『ブルース・アローン』のリリース後、「ブリティッシュ・ブルースの父」として知られてきた。

ジョン・メイオールは現地時間7月23日にインスタグラムでカリフォルニア州の自宅で亡くなったことが発表されている。

「重い心境と共に愛する家族に囲まれて、2024年7月22日にカリフォルニア州の自宅で穏やかにジョン・メイオールが亡くなったことを発表します。ツアーのキャリアを終わらせることになった健康問題が世界最高のロード・ウォリアーズの一人についに安らぎをもたらすことになりました。ジョン・メイオールは90年に及ぶたゆまぬ努力で教育とインスピレーションとエンタテインメントをもたらしてくれました」と投稿には記されている。

ジョン・メイオールはブルースブレイカーズでエリック・クラプトンやミック・フリートウッドを輩出したことで知られ、それぞれ脱退後にクリームとフリートウッド・マックを結成している。他にもブルースブレイカーズはフリートウッド・マックのジョン・マクヴィーとピーター・グリーン、元ザ・ローリング・ストーンズのミック・テイラー、キャンド・ヒートのハーヴェイ・マンデルとラリー・テイラーが在籍している。

ジョン・メイオールはスターを輩出するのではなく、音楽を作ることが最優先だと何度も語ってきている。「バンドのリーダーだから、バンドでやりたいものは分かっているし、誰がいい友人になれるかも分かっている。まさに家族なんだよ。親密なものなんだ」

別のインタヴューでジョン・メイオールは輩出したスターほどの人気がなかったことについて問題ないとも語っている。「ヒットしたレコードもないし、グラミー賞も獲ったことがない。米『ローリング・ストーン』誌が表紙にしたこともない。僕はアンダーグラウンドのパフォーマーなんだよ」

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