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ジョン・レノンは使用していたメガネとアビイ・ロード・スタジオで撮影されたザ・ビートルズ時代の写真がオークションに出品されることが明らかになっている。

これらの品々は現地時間7月31日にサリー州のファーレイ・ゴルフ・クラブでオークションにかけられる。

BBCによれば、メガネは青みがかったレンズの丸メガネで、1968年にアビイ・ロード・スタジオを訪れた人物がジョン・レノン本人から贈られたものだという。

キャサリン・サウソン・オークショニア&ヴァリュアーズのスポークスパーソンはその人物がメガネがピアノの上に置かれているのを見たところ、ジョン・レノンが譲ってくれることになったと説明している。

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「青年はメガネがピアノの上に置き去りにされているのを見て、手に取ろうとしたところ、当時のジョン・レノンのガールフレンドから持っていかないように言われたが、ジョン・レノンが『いいよ。持っていっていい』と言ってくれたそうです」とスポークスパーソンは述べている。メガネは3000ポンド(約60万円)の値をつけると試算されている。

アビイ・ロード・スタジオで撮影された33枚の白黒写真は写真の著作権も含めた形でオークションに出品される予定となっており、200ポンド(約4万円)から300ポンド(約6万円)の値をつけると見られている。これらの写真には横断歩道で『アビイ・ロード』のアルバム・ジャケットの撮影を行った日に撮影されたジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、プロデューサーのジョージ・マーティンの写真が含まれている。

一方、ブラック・サバスのベーシストであるギーザー・バトラーは新たなインタヴューでザ・ビートルズから受けた影響について振り返っている。

ミシガン州のラジオ局「WRKR」に出演したギーザー・バトラーは次のように語っている。「彼らからはものすごく影響を受けたね。だって、当時、他にあんな連中はいなかったんだ」

「それまではウチの兄貴もエルヴィス・プレスリーとか、エディ・コクランとか、バディ・ホリーとか、そういうものにハマってた。イギリスの人たちは皆無だったんだよ」

「イギリスのロックンローラーはアメリカみたいなサウンドにして、アメリカの真似ばかりをやっていて、成功することはなかったんだ。そこでザ・ビートルズが出てきたんだけど、完全にオリジナルなサウンドだった」

ギーザー・バトラーは次のように続けている。「そして、彼らは正真正銘のリヴァプールの出身で、自分の生まれたところから90マイルだった。そして、それはイギリスのミュージシャンも成功できるかもしれないという希望を与えてくれたんだ」

「さらにザ・ビートルズが成功してすぐにザ・ローリング・ストーンズが、ザ・キンクスが、ザ・フーが、ハーマンズ・ハーミッツが出てきたんだ。ブリティッシュのポップ・ミュージックの爆発だよ」

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