スレイヤーのギタリストであるケリー・キングはビースティ・ボーイズの“No Sleep Till Brooklyn”のギター・ソロについてもっといい契約を結ばなかったことを後悔していると語っている。
1986年、スレイヤーは名作『レイン・イン・ブラッド』のレコーディングをリック・ルービンと行っており、ビースティ・ボーイズも『ライセンス・トゥ・イル』をレコーディングしていたことから、ケリー・キングはギター・ソロを提供している。
ギター・ソロは“No Sleep Till Brooklyn”で使われており、ケリー・キングは当時余裕がなく、手っ取り早く稼ぎたかったので、一回限りの支払いを受けている。
今回『ボーダー・シティ・ロック・トーク』に出演したケリー・キングはソロのためにもっと良い取引をする先見の明があればよかったと振り返っている。「シンプルな話なのが面白いんだけどさ。俺たちは『レイン・イン・ブラッド』になるアルバムに取り組んでいて、ビースティ・ボーイズは同じスタジオで『ライセンス・トゥ・イル』を作っていた。お互い廊下の先にいる状況だったんだ」
「リック・ルービンが両方手掛けていて、“No Sleep Till Brooklyn”でリード・ギターが必要ということになってね。それで考えてみたんだけど、『やらないわけないだろ。数百ドルもらえるんだぜ』と思ったんだよ」
ケリー・キングは次のように続けている。「当時は余裕がなくてね。だから、やったんだ。それで、彼らのスタジオに入って、レコーディングしたんだけどさ。今にして思えば、お金をもらわずに0.25%の印税とかにしとけばよかった。そうしたら、今頃、大金持ちだろうからね」
スレイヤーは今年いくつかのフェス出演が控えているものの、バンドによるツアーはないとケリー・キングは語っている。「みんなが分かるような観点で説明すると、パンデミックもあったし、2020年の初めからオファーを断ってきたんだ。それで、ライヴを止めてから5周年が近づいてきて、『3公演のパッケージか。やったら楽しいだろうな』と思ったんだよ。つまり、最後のツアーから5周年を記念したものなんだ」
ケリー・キングは5月17日にソロ・デビュー・アルバム『フロム・ヘル・アイ・ライズ』をリリースしている。
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