OK Goが1年4か月ぶりの新作ミュージック・ビデオ“Upside Down & Inside Out”のミュージック・ビデオを自身のフェイスブックで公開している。
今回の新作ミュージック・ビデオは、ロシアのROSCOSMOS(アメリカのNASAに相当する組織)とガガーリン宇宙飛行士訓練センター、そしてロシア国内最大の航空会社S7(エス・セヴン)航空の全面協力を受けて制作された、人類史上初の“無重力空間で作られた芸術作品”だという。
OK Goのミュージック・ビデオに共通する美学「ワンカメラ・ワンショット」は今回の無重力空間でも維持されており、1度の無重力飛行で生じる無重力空間は27秒で、8回連続してカメラを回すことで8回×27秒=トータル216秒の無重力状態を発生させ、完成させている。
OK Goのメンバーであるダミアン・クラッシュは、この“無重力ミュージック・ビデオ”のアイデアが生まれたきっかけについて「民間企業による商業宇宙旅行が話題になりだしたのが10年くらい前で、当時ヴァージン・ギャラクティック社やスペースX社が進めている計画を聞いた時、人類が宇宙空間でアートを制作するようになる日もそう遠くないんだな、って僕には思えたんだ」と語っている。
“Upside Down & Inside Out”はOK Goが2014年に発表した最新アルバム『ハングリー・ゴースト』の1曲目に収録されている。
ミュージック・ビデオはこちらから。
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