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ザ・クランベリーズは1993年発表の楽曲“Linger”をチャーチズのイアン・クックがリミックスした音源が公開されている。

“Linger”はザ・クランベリーズのファースト・アルバム『ドリームス』に収録されており、イアン・クックは今は亡きドロレス・オリオーダンのヴォーカルをそのまま使いながら楽曲を再構築している。

“Linger”のリミックス音源はこちらから。

「ステム音源を手に入れて、最初にしたのはドロレスのヴォーカル・トラックを単体で聴くことだった」とイアン・クックはプレス・リリースで説明している。

「初めて聴いた時はマジカルだったよ。彼女の歌声にあるその親密さとエモーションに衝撃を受けたんだ。そこから最初にやったのはヴォーカルはそのままにして、ピアノでコードを作り直すことだった」

「これはリミックスする時の始め方としてはよかったんじゃないかと何度も思ったね。というのも、曲から連想するものを振り払う助けになるんだよ。なにせ30年以上知っていて、大好きな曲だからね」

イアン・クックは名曲をリミックスするのは及び腰になってしまうことを認めている。「最初に聴いた時から名曲だと分かったし、大好きな曲だったんだよ」

ザ・クランベリーズのドラマーであるファーガル・ロウラーはあたたかい言葉を寄せている。「イアン・クックは“Linger”のリミックスで素晴らしい仕事をしてくれた。名曲の新鮮なアップビート・ヴァージョンを作ることで、曲を完全に生まれ変わらせたんだ。ドロレスのヴォーカルはそのままで、非常に美しく、時に儚くも聴こえる。彼女もきっと気に入っていたと思うよ」

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