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システム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアンは2001年発表の“Toxicity”にある一節「sacred silence and sleep(神聖なる沈黙と眠り)」について説明している。

サージ・タンキアンは回想録『ダウン・ウィズ・ザ・システム』のプロモーションで、人生の意味などスピリチュアルなテーマを扱うポッドキャスト『ソウル・ブーム』に出演している。

サージ・タンキアンは番組で“Toxicity”に登場する歌詞に「Somewhere between the sacred silence and sleep(神聖なる沈黙と眠りの間にある場所)」について説明してほしいと頼まれている。

彼は次のように語っている。「神聖なる沈黙というのはネイティヴ・アメリカンによるスピリチュアリティの理解の仕方で、瞑想する時に向かう場所なんだ。すべては失われ、神聖なる沈黙の違ったベールを通して、すべてが見出される」

「そして、眠り――眠りについては分かるだろ。そして『間にある場所』というのは素晴らしいものになる。というのも、人は眠りに落ちる時、レム睡眠に入る時、自分でも知らずに瞑想する瞬間を迎えることになる」とサージ・タンキアンは語っている。「あの一節は、その瞬間、その特異な、ここにしかない瞬間のことを言っているんだよ」

冗談で普段の暮らしでそうした瞬間をどうやって見出すのかと訊かれると、サージ・タンキアンは次のように冗談を飛ばしている。「子どもたちとかい?『出てってくれ』と言うしかないね」

先日、サージ・タンキアンは観客として観て、最も影響を受けたライヴについて語っている。

『モンスターズ、マッドネス&マジック』のインタヴューでサージ・タンキアンは次のように語っている。「数は少ないけれど、最初に観たロック・コンサートは1984年のアイアン・メイデンだった。おそらく1984年だったと思う。当時のガールフレンドがアイアン・メイデンの大ファンだったんだけど、当時の自分はあまりロック・ミュージックを聴いていなかったんだ。マリファナも吸ったことがなかった。外でマリファナの匂いがしたのはあの時が初めてだった。学校では4.0の成績で、いい子だったんだよ。だから、すごいインパクトだった。なによりもそのタイミングがね。システム・オブ・ア・ダウンの音楽には馬の疾走感と言えるようなものがあるけれど、あれはアイアン・メイデンから影響を受けた。ロックの人はみんなアイアン・メイデンの影響を受けていると思う」

彼は次のように続けている。「あと、ロジャー・ウォーターズが『ウォール』を全編演奏するのを観たのは最近で、10年か、15年前くらいだったと思う。あれは素晴らしかった。パフォーマンス的な部分だよ。シアトリカルな要素が本当に素晴らしかったんだ。でも、ピンク・フロイドもずっと前に観たよ」

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