Photo: GETTY

ノエル・ギャラガーはステージ上で自身の政治的見解を表明するミュージシャンたちに対して苦言を呈している。

先週末、ブラーのデーモン・アルバーン、デュア・リパ、シャルロット・チャーチといったミュージシャンたちはグラストンベリー・フェスティバルのステージで中東情勢、次期アメリカ大統領選挙、イギリス総選挙といったトピックについて自身の見解を語っている。

ノエル・ギャラガーは『ザ・サン』紙に対してそうした行為への苛立ちを口にしている。「あそこも意識高い系になっているというか、説教臭くて、美徳のひけらかしみたいになっているよな」

「音楽でそういうのは好きじゃないんだ。バカな奴が国旗を振り回したり、政治的表明をしたり、バンドが『戦争はひどいよな? 戦争にブーイングだ。保守党なんてクソだ』なんて言ったりする」

「そんなの、いいか、『お前らの曲をやって、ステージを降りろ』って感じだよ」

ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「やり過ぎだよ。自分の金を全部、そうした理念に寄付すればいい。それだけだよ。とやかく言うのは止めてほしいね」

「例えば、世界でひどい場所があったとして、自分たちはグラストンベリー・フェスティバルの会場にいるわけだろ。それで、何の問題があるんだ? 俺としては問題なんてないと思うけどね」

「世界で何が起こっているかなんて、みんな知っている。ポケットに携帯電話があれば、すべて教えてくれる。なのに、美徳をひけらかすことに何の意味があるんだ?」

また、ノエル・ギャラガーはグラストンベリー・フェスティバルで観たニーキャップについて「こんなに楽しいなんて信じられなかった」と語っている。

ニーキャップはグラストンベリー・フェスティバルで2ステージを披露して、これまでのキャリアをまとめた映像作品のQ&Aセッションも行っている。

映像作品のトレイラー映像には俳優のマイケル・ファスベンダーも出演しており、本編もグラストンベリー・フェスティバルのシネマ・テントであるピルトン・パレスで上映されている。

マット・モーガンに対してノエル・ギャラガーはグラストンベリー・フェスティバルでニーキャップのステージを目撃した一人あることを明かして、そのパフォーマンスに賛辞を寄せている。

ノエル・ギャラガーは次のように語っている。「北アイルランドのストリートのキッズなんだけど、ニーキャップっていう奴らで、暫定アイルランド共和軍を支持しているんだよ」

「着いたら、テントは超満員で、入れないんだ。3人の奴らが出てきて、一人は目出し帽を被っていて、ゲール語でラップするんだよ。“Get Your Brits Out”なんて曲もやっててさ。そこにはすごくユーモアがあったね。思ったのは、こんなに楽しいなんて信じられなかったってことだね」

「アイルランド系の家系のおかげで、本当に笑えたし、素晴らしいなと思ったよ」

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ