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エミネムはビッグ・ショーンとベイビートロンとのコラボレーションとなる新曲“Tobey”を予告している。

“Tobey”はエミネムの通算12作目となるニュー・アルバム『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・デ・グラス)』から公開される2曲目の楽曲となる。

新曲にはエミネムと同じくデトロイト出身のラッパーであるビッグ・ショーンとベイビートロンが参加しており、エミネムのインスタグラムでは予告映像が公開されている。

「ビッグ・ショーンとベイビートロンとの新曲“Tobey”が7月2日に、コール・ベネットによるミュージック・ビデオが7月5日に公開されるよ」とエミネムはキャプションに添えている。

予告映像は映画『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズのホッケーマスクを被ったエミネムがチェーンソーで血を噴き出させながら死体を切り刻み、ベビートロンとビッグ・ショーンがそれを見ているものとなっている。ビッグ・ショーンは映画『スパイダーマン』を参照しながら、次のようにラップしている。「Tobey Maguire got bit by a spider/But me, see it was a goat.(トビー・マグワイアは蜘蛛に噛まれたが、俺の場合はヤギだった)」

“Tobey”は5月31日にリリースされた“Houdini”に続く楽曲で、エミネムの過去のヒット曲やスティーヴ・ミラー・バンドの“Abracadabra”が引用されている。同曲ではミーガン・ザ・スタリオンが2020年に銃で撃たれたことやトランスジェンダー・コミュニティ、キャンセル・カルチャー、ル・ポールにも言及されている。

再び注目を集めたことを受けて、スティーヴ・ミラーは以下のようにエミネムを称えるコメントを発表している。「文化や世代を超えて全世界に感動を与えてきた物語、詩、歌詞、そして音楽のルーツを辿ると、何百年もの長い連鎖があり、そこにある思想、音楽、リズムなどを取り入れて、自分の感情や経験からオリジナリティのあるアイデアを生み出す特別なアーティストがいる。君は、先人達の音楽から新たな価値を生み出す時代を超越したオリジネーターの一人だよ」

「私にとっては、レス・ポール、Tボーン・ウォーカー、ビル・ドゲット、ジョニー・ギター・ワトソン、ハウリン・ウルフ、ジミー・リード、ザ・ビートルズ、チャック・ベリー、ウィリー・ディクソン、ライバー&ストーラー、キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーン、マイルス・デイヴィスがそれにあたる。私は常に、自分の人生に大きな影響を与えた人達の功績を称え、敬意・尊敬を表し、自分の作品を通して彼らが残した功績を共有しようと努めてきた。音楽を演奏し、レコードを作って生計を立てようとしていた若い頃は、こんな風になるとは思ってもみなかったよ。ただ、先人が生み出した芸術をリスペクトして、詐欺師、泥棒、偽者達と戦わなければならないことだけは知っていた」

「自分の信念を貫きながら、同時に影響を受けた人たちをリスペクトすることに時間を割いたり、尽力したりするアーティストは多くない。 マーシャル・マザーズは例外で、僕がアートをリスペクトしていると感じる数少ないアーティストの1人なんだ。私がまだ大好きな音楽を歌ったり演奏している間に、君の作品に加わることができてとても嬉しいし、光栄だよ。ありがとう」

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