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ケンドリック・ラマーがドレイクを批判した“Not Like Us”はグラミー賞のノミネート資格があるかもしれないとレコーディング・アカデミーのCEOは語っている。

レコーディング・アカデミーのCEOであるハーヴェイ・メイソン・ジュニアは大きな成功を収めている“Not Like Us”に対する自身の見解を語り、ディス・トラックがグラミー賞にノミネートされることはあまり一般的ではないが、今回の場合はその可能性があると語っている。

ハーヴェイ・メイソン・ジュニアは現地時間6月24日にロサンゼルス国際空港で『TMZ』の取材を受けて発言している。

“Not Like Us”はドレイクとの対立が表面化した中でケンドリック・ラマーによって公開された楽曲となっている。“Not Like Us”は36時間の内に公開された3曲目の楽曲となっていて、若い女性を好むとされるドレイクについて「小児性愛者」と評している。

リリース後、“Not Like Us”は全米シングル・チャートの1位を獲得しており、ケンドリック・ラマーにとって4曲目の全米1位獲得曲となっている。ケンドリック・ラマーはそれまでにテイラー・スウィフトとのコラボレーションとなる“Bad Blood’”、2017年発表の“Humble”、フューチャーとメトロ・ブーミンとのコラボレーションとなる“Like That”で1位を獲得している。

『ブルックリン・イーグル』によれば、“Not Like Us”はスポティファイで1日に最も再生されたヒップホップ曲ともなっていて、680万回再生されている。

ハーヴェイ・メイソン・ジュニアは“Not Like Us”がチームの求める条件を満たしていれば、グラミー賞の候補となると語っている。彼は最終的な決定はチームに委ねられるが、ケンドリック・ラマーが過去にグラミー賞で大きな成功を収めており、すでに17のグラミー賞を獲得していることから、その可能性は高いと述べている。

『TMZ』は記事で次のように述べている。「今年はビーフが盛んな年だが、ハーヴェイ・メイソン・ジュニアは最近リリースされたものには素晴らしいものもあったと認めている」

今回の対立はケンドリック・ラマーが3月にリリースしたフューチャーとメトロ・ブーミンとのコラボレーション曲“Like That”に端を発しており、ケンドリック・ラマーは次のようにラップしていた。「Motherfuck the big three, n****, it’s just big me/ N****, bum, What? I’m really like that/And your best work is a light pack(ふざけるな、ビッグ3だって、ビッグなのは俺だけだ/おい、何だ? そういうことなんだよ/お前の最高の作品でも弱いよな)」

それを受けて、ドレイクは“Push Ups”と“Taylor Made Freestyle”を発表したが、AIによって生成されたトゥパックのヴォーカルを使っていたため、遺産管理団体は法的措置の可能性を示唆しており、楽曲はストリーミング・サービスから取り下げられている。ケンドリック・ラマーはそれを受けて5月1日に“Euphoria”をリリースしており、数日後には“6:16 in LA”を公開している。

ドレイクがその数時間後に“Family Matters”をリリースすると、ケンドリック・ラマーは直後に“Meet The Grahams”を公開しており、ケンドリック・ラマーはさらに“Not Like Us”を公開しており、それを受けてドレイクは“The Heart Part 6”を公開している。

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