スクーター・ブラウンはマネージメント業から引退して、新たにCEOの座に就くことが発表されている。
ジャスティン・ビーバー、アリアナ・グランデ、デミ・ロヴァートといった大物アーティストのマネージャーとして知られてきたスクーター・ブラウンはここ1年にわたって所属アーティストと決別してきたことが報じられていた。
スクーター・ブラウンはソーシャル・メディアで声明を発表して、「音楽業界のマネージャーとしてのチャプターは終わりを迎えました」と述べている。スクーター・ブラウンは決断をするのに少なくとも2年をかけたとして、昨年自身の抱えるアーティストとの会話で決意が固まったと述べている。
「最大のクライアントにして友人の一人が羽を広げて、新しい方向に進みたいと言われました」と彼は述べている。「10年以上にわたって僕らは多くのことを共にしてきました。でも、傷つくどころか、それを兆候だと思ったのです」
2021年、スクーター・ブラウンの投資会社であるイサカ・ホールディングスは韓国のエンタテインメント企業の支社であるハイブ・アメリカと合併している。合併の際にスクーター・ブラウンはハイブ・アメリカのCEOの役職に指名されている。
「マネージメントの役職を離れて、多くのクライアントとのビジネス関係も変わります。しかし、これは私たちが会社を離れることを意味するわけではありません」とスクーター・ブラウンは述べている。「アリソン・ケイも、ジェニファー・マクダニエルズもリーダーとして十二分に能力を発揮し、新たなリソースを組み合わせることで、彼女たちのリーダーシップによるチャンスは無限に広がります」
「2人は驚くほどパワフルな女性で、彼女たちが役職に就いてくれることで、この業界で最も印象的な女性主導の経営事業に成長することを私は分かっています。私の名前はずっとドアに掲げられていたかもしれませんが、アリソン・ケイほど優秀な人物はいませんし、ジェン・マクダニエルズのように優雅で落ち着いたマネジメントができる人物もほとんどいません」
スクーター・ブラウンは次のように続けている。「ハイブでの私たちは成長し続けていきます。ハイブ・アメリカにクオリティ・コントロール・ミュージックが加わり、ビッグ・マシーンでの既存のビジネスも加わり、私たちは素晴らしい幹部やアーティストを名簿に加え続けるでしょう」
「私たちのウィヴァースのプラットフォームと成長するゲーム部門は業界全体が祝福して参加していくものになっています。昨年の夏にジョングクのソロ活動のA&Rとエグゼクティブ・プロデュースを担当して、他のBTSのメンバーとも仕事をすることで、私は世界記録を更新することになり、それは非常に光栄なことでした」
「NewJeans、TXT、LE SSERAFIM、Seventeen、ILLIT、ザ・スカーレット・オペラ、エイバ・マックスといった新人アクトや他の新人アーティストや新しい事業など、未来は明るいです。パク・チウォンやパン・シヒョクと共に、ハイブを今日の数十億ドル規模の上場企業から世界的な多面的エンターテインメント・プラットフォームへと成長させることを光栄に思います」
スクーター・ブラウンは次のように続けている。「ハイブを成長させながら、私は新世代の起業家への投資を続け、メイク・ア・ウィッシュの全国理事を務め、私たち家族のブラウン財団を通じて個人や地域社会を支援することを楽しみにしています。これらすべてと子供たちのコーチングの間に忙しさの心配は必要ありません」
スクーター・ブラウンはYouTubeで注目を集めた当時12歳のジャスティン・ビーバーのキャリアを手掛けたことで2008年に有名になり、そこから15年にわたって彼をマネージメントしてきた。しかし、スクーター・ブラウンはテイラー・スウィフトのマスター音源を買収したことで物議を醸していた。
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