デュラン・デュランは『リオ』のアルバム・ジャケットに登場するイラストの女性のモデルとなった人物が明らかになっている。
『リオ』のアルバム・ジャケットのイラストはアメリカ人イラストレーターのパトリック・ネイゲルが手掛けたもので、その後マルコム・ギャレットによって50年代のクラシックな葉巻のパッケージに似せてデザインされている。しかし、史上最も有名なアルバム・ジャケットの一つになったにもかかわらず、イラストのモデルとなった人物は謎のままになっていた。
インスタグラムのアカウント「@nagel_angel」は元ネタになった写真を探すのに「数え切れない時間」を使ったとのことで、今回モデルのマーシー・ハント(現マーシー・ディンケル)が有名な肖像画の被写体であることを突き止めている。
パトリック・ネイゲルはイラストを描いた2年後に亡くなっているが、アシスタントのバリー・ハーンはマーシー・ハントが元ネタだったことを認めている。
デュラン・デュランはアカウント「@nagel_angel」の発見について自身のインスタグラムでも投稿しており、マーシー・ハント本人も次のようにコメントしている。「これは本当にクールね。これまで自分の写真が『リオ』のアルバム・ジャケットに使われていたなんて、まったく知らなかった」
「すごく興奮しているわ。デュラン・デュランは大好きで、80年代によくその音楽に合わせて踊っていた。その後は結婚式でも踊ったわ」
デュラン・デュランは昨年10月に最新作となるアルバム『ダンス・マカブル』をリリースしている。アルバムは3曲のオリジナル新曲に加え、自身のカタログの再録音源、カヴァーが収録されている。
アルバムにはビリー・アイリッシュの“Bury A Friend”、トーキング・ヘッズの“Psycho Killer”に加え、ザ・ローリング・ストーンズの“Paint It Black”、ザ・スペシャルズの“Ghost Town”、スージー・アンド・ザ・バンシーズの“Spellbound”、セローンの“Supernature”も収録される。
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