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サイモン・コーウェルはワン・ダイレクション再結成の可能性について語り、ワン・ダイレクションで最も後悔していることについて説明している。

サイモン・コーウェルはスティーヴン・バートレットのポッドキャストに出演して、『Xファクター』の2010年シーズンでワン・ダイレクションを結成した時のことを振り返っている。

ハリー・スタイルズ、ゼイン・マリク、ルイ・トムリンソン、ナイル・ホーラン、リアム・ペインの5人は全員ソロ・アーティストを目指して『Xファクター』のオーディションを受けていたが、最終的にサイモン・コーウェルによってグループを結成することとなっている。ワン・ダイレクションは5枚のアルバムをリリースしており、史上最も成功したボーイ・バンドの一つとなっている。

「ワン・ダイレクションに話をした時、こう言ったのを覚えている。『僕らのゴールは再結成した時でもスタジアム・ツアーを行えるだけのヒット曲を出すことだ』ってね。それには10曲はヒット・シングルがないとならないからね」とサイモン・コーウェルは説明している。

「後悔していることの一つはワン・ダイレクションの名義の権利を持っておくべきだったということだね。所有しておくべきだったんだ」とサイモン・コーウェルは語り、そうすれば必ずしもメンバーの許可を必要とすることなく、バンド名を使っていくつかのスピンオフ・プロジェクトを立ち上げることができただろうと説明している。

「それが支障になっているんだよ。アニメを作るにしても、名義を使う時に自分のものじゃないからね。それが唯一の後悔だね。もし機会があったら買い戻すだろうね」

「どんな理由にせよ、一人でもメンバーがツアーをやりたくないと言ったら、他の人たちがツアーするのを止めることができる。名義を持っているのが自分だったら、支障にならないんだけどね」

サイモン・コーウェルはもしそうしたことになれば、各メンバーの参加に関係なく再結成ツアーを開催することが可能になるとも述べている。

ワン・ダイレクションは活動休止を発表して、2016年に解散しており、それぞれのメンバーは個々にソロとして活動している。

ワン・ダイレクションが再結成することはあると思うかと訊かれたサイモン・コーウェルは「それはないと思う」と語っている。

このインタヴューでサイモン・コーウェルはキャリアの初期にワン・ダイレクションに与えたアドバイスを振り返っている。「大変な仕事だし、有名になって、プライバシーの多くを失うことになる。会計士になりたいのであれば、そうした問題を抱えることはない。それほど楽しくはないだろうけどね」

サイモン・コーウェルは次のボーイ・バンドを見つけるためにUKでオーディションを開催することが明らかになっている。

「どんな世代にもメガスターのボーイ・バンドは必要ですが、ワン・ダイレクションのような成功を収めたグループは14年以上いないと思います」とサイモン・コーウェルは述べている。「この業界はソロ・アーティストに注力しがちですが、グループをまとめるには外部の人間が必要だったりします」

「常に高いリスクがありますし、正直、何が起こるか分かりません。素晴らしいグループをお披露目できるかもしれませんし、そうはならないかもしれません。誰もオーディションに来ないかもしれません。無様なことになる可能性もあります。成功が保証された道はありません。何だってあり得ます。でも、楽しみですし、だからやることにしたのです」

オーディションは来月から始まり、ニューカッスル、ダブリン、リヴァプール、ロンドンで開催される。オーディションは撮影され、将来的に「ドキュメンタリー・シリーズ」として放送される可能性があるという。番組はボックス・トゥ・ボックス・フィルムスの製作となっている。

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