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ザ・フーのフロントマンであるロジャー・ダルトリーはライヴに来る前にセットリストを調べてくる観客について自身の見解を語っている。

米『ビルボード』誌のインタヴューでロジャー・ダルトリーは6月12日から始まるソロとしての北米ツアーについて語っている。ロジャー・ダルトリーは6月28日まで「セミ・アコースティック」による9公演を行う予定となっている。

しかし、ロジャー・ダルトリーは今回のツアーで演奏する曲を明かすことを拒否して、インターネットがコンサートを「台無し」にしていると説明している。「多くの人が曲を明かし過ぎだよね。最近のコンサートはサプライズがなくなってしまった。みんな、セットリストを見たがるからね。それにはうんざりしているんだ。自分としてはインターネットがライヴを台無しにしていると思う。次にやる曲を知りたいかい? みんな、サプライズというものを忘れてしまった。賛成できないね」

観客はトイレ休憩のタイミングを知りたいのかもしれないとインタヴューが言うと、ロジャー・ダルトリーは次のように答えている。「それなら、ライヴをトイレから聴き始めればいいじゃないか」

今年4月、ピート・タウンゼントはフェアウェル・ツアーについて語り、「這いつくばって死ぬ」前に「最後」のやるべきことが残っていると語っている。

「やりたいし、そうすると思うよ」とピート・タウンゼントは新曲を作ることについて語っている。「世界中のあらゆる地域で最後のツアーがあると僕としては思っていて、その後に這いつくばって死ぬんだろうね。ザ・フーと演奏しても、すごく楽しいというわけじゃない。正直に言えば、お金のためにツアーをやっているところはある。私の日常生活というのはかなりお金のかかるものだしね」

「そうした時期も私はずっと創造性に溢れていたし、曲を作っていたんだけど、リリースする必要性を感じなかったんだ。そして、あくまで私的なものとするなら、みんなが気に入ってくれているかは関係ない。『ホワイト・シティ』が出て、売れ行きが悪かった時、『どうでもいいや』と思ったんだ。自分ほど誰も私のことを求めていない。昔のピート・タウンゼントを求めているんだよ」

昨年、ロジャー・ダルトリーはザ・フーの今後について語り、「人生の一部が終わる」ことには「満足している」と語っている。

ロジャー・ダルトリーは『ザ・タイムズ』紙でバンドの状況について語り、ピート・タウンゼントと一緒にバンドを終わらせる決断を最終的にはしなければならないと述べている。しかし、現在のところ、ステージに戻ることは急いでいないとしている。

「曲は書いてないんだ。まったくね。腰を据えて、ミーティングをやる必要はあるけど、今は人生の一部が終わろうとしていることに満足しているんだよ」

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