Photo: GETTY

ビリー・アイリッシュはリリー・アレンが2006年に発表したデビュー・シングル“Smile”の歌詞を聴いて、泣いていたと明かしている。

サード・アルバムとなる『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』をリリースしたビリー・アイリッシュはポッドキャスト『ミス・ミー』でリリー・アレン、ミキタ・オリヴァーと対談している。

「有名になって、友人を全員失うことになった」とビリー・アイリッシュは語っている。「私は突然有名になって、誰にも分かってもらえなくなった。あれはタフだったし、つらかった」

ビリー・アイリッシュは親友であるゾーイはぞばにいてくれたが、それ以外の友人は雇用している人々になってしまったと述べている。

「20歳の誕生日に部屋を見回してみたら、雇っている人しかいなくて、みんな私よりも15歳以上上だった」とビリー・アイリッシュは語っている。

ビリー・アイリッシュは次のように続けている。「それは自分の身に起きた最低の出来事だった。『ちょっと待って。これは仕事だ』と気付かされることになった。みんな、私の下を離れたら、二度と会ってくれることはないってね」

それ以来、ビリー・アイリッシュは仕事をしている人と親しくするのが難しくなったという。「失ってしまうことがすごく怖くなったし、自分が見捨てられることに多くの問題を抱えることになった」

ビリー・アイリッシュはそれ以来、昔の友人たちと連絡を取り、そのなかで新しい友人もできることになったと語っている。

「ちょうど1年前に昔の友人たちと再び繋がるようになって、今ではたくさんの友人がいる。クルーもいるけどね。文字通り泣きそうなほどだった。自分の身に起きた最高の出来事よね」

ビリー・アイリッシュは友人たちとコーチェラ・フェスティバルのパーティーに一緒に行ったことで泣き出してしまったとも述べている。

「『友達がいる。みんな、大好きよ。友達がいるなんて、だいぶ前のことだった』と思って、泣いてしまった。もう一度、友情が生まれたことで、本当に泣いてしまったの」

ビリー・アイリッシュはリリー・アレンの“Smile”にある「But with a little help from my friends / I found the light in the tunnel at the end(友人のちょっとした助けがあって、トンネルの先に光が見えた)」という一節が新しい友人を作るきっかけになったとも語っている。

「あの一節を聴いて泣きたいと思っていた。友達がいなくて、あんなことを思えなかったから。そんなことを思ってみたいと思ったのを覚えている。今は共感として、あの曲を聴きたいと思える。友達に関するあの一節も、私の友達でもあると思いたいの」

ビリー・アイリッシュはデビュー・アルバムが出た2019年にも有名になったこととツアーのせいで友人がいなくなってしまったと語っていた。

「ツアーを経験したことで、どんなものか分かった。ツアーで離れると、友人もちょっとは悲しんでくれるけど、長く不在にしていると、みんなの人生は動き出して、進んでいく」

「人が亡くなるのと一緒よね。進み続けなければならない。残りの人生、2秒ごとに喪に服しているわけにはいかない。進んでいかなきゃいけないのよ」

広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ