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元パンテラのフロントマン、フィリップ・アンセルモが、先日のナチス式の敬礼の騒動以来初めて公に姿を見せている。

フィリップ・アンセルモは、かつてのバンド仲間である故ダイムバッグ・ダレルを偲んで参加したハリウッドでのダイムバッシュでの演奏後にナチス式の敬礼をした上、「ホワイト・パワー(白人の力)!」と叫ぶ様子を映像に収められており、その後謝罪を余儀なくされていた。

当初、フィリップ・アンセルモはこの行為を「冗談だ」としていたものの、騒動の末にオランダで行われるフェスティバルへの参加を取り消されたことを受け、現在の所属バンドであるダウンを脱退する意向を示している。

また、2月5日から7日にジョージア州のアトランタで行われたホラー・イベント「デイズ・オブ・ザ・デッド」に出演したフィリップ・アンセルモは、ステージ上でカラオケを披露している。

カラオケではザ・スミスの“How Soon Is Now”をカヴァーし、アフリカ系アメリカ人のヴォーカル・グループ、ジ・エー・リーグとも共演した。ジ・エー・リーグの公式サイトにはグループの志として「見本になるべきポジティブな人間になり、みんなが一緒に楽しく過ごせること、そして人種、年齢、性別、階級に関係なく成功できることを証明する」と記されている。

その様子は以下の映像で見ることができる。

https://www.facebook.com/daysofthedead/videos/1020672294637790/

一方で、ダウンのバンドメンバーであるペッパー・キーナンは先日、フィリップ・アンセルモの謝罪を受け入れ「彼の本心には人種差別的憎悪などないと分かっている」と述べている。

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