カニエ・ウェストは自身に申し立てられたセクシャル・ハラスメントの訴訟を「根拠がない」として否定している。
ローレン・ピシオッタはカニエ・ウェストに対して訴訟を申し立てており、カニエ・ウェストが在職中に彼女に送った複数の不適切なメールにより不利な職場環境を作り出されたと主張している。彼女はカニエ・ウェストと共に部屋に閉じ込められて、自分の隣でマスターベーションをされたとしてセクシャル・ハラスメントを申し立てている。
今回、カニエ・ウェストは弁護士を通して米『ローリング・ストーン』誌に声明を発表しており、ローレン・ピシオッタの申し立てについて「根拠がない」ものだとして、反訴するのではないかと報じられている。
「彼女は資格がないにもかかわらず、年収400万ドルという非合理な給与を要求し、淫らで錯乱した行動が何度も報告されたため解雇されました」と声明には記されており、ローレン・ピシオッタがカニエ・ウェストの誕生日にセックスを持ちかけ、「一方的にヌード写真」を送ってきたとも述べている。
また、ローレン・ピシオッタは「金銭だけでなく」エルメスのヒマラヤ・ダイヤモンドによるバーキン・バッグ、ランボルギーニ、整形手術といったものも要求して、「性的強要」を行ったことも報告されていると声明には記されている。
弁護士はカニエ・ウェストが彼女の性的誘惑を拒否すると、ローレン・ピシオッタが「恐喝と強要」に手を染めて6000万ドルを要求したとも述べている。弁護士はローレン・ピシオッタがメディアの関心を得るために申し立てを捏造したと主張している。
ローレン・ピシオッタは米『ローリング・ストーン』誌によるコメント要請には応じなかったが、インスタグラムのストーリーで次のように述べている。「他人があなたを嫌い、批判し、反対する自由を許す時、あなたも自由を得られるのです」
カニエ・ウェストは他にも元従業員との訴訟を抱えており、4月には元警護の人物から人種差別で訴訟を起こされている。
ベンジャミン・デション・プロヴォは「白人の同僚よりも不利な待遇」を受けたとして、ドレッドヘアを切ることを拒否したためにカニエ・ウェストに解雇されたと語っている。
また、カニエ・ウェストはイージーとドンダ・アカデミーの従業員から訴訟を申し立てられており、生徒を「檻に入れる」と脅迫していたと言われている。この訴訟はカニエ・ウェストの元従業員だったトレヴァー・フィリップスによって現地時間4月2日にロサンゼルスで申し立てられている。トレヴァー・フィリップスはイェーという名前で知られるカニエ・ウェストが暴言、身体的暴力の脅迫、自身をヒトラーに例えるなど、数々の激昂による行為に及んだと主張している。
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