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エリー・ゴールディングが、ホームレスの問題を話し合うため、デーヴィッド・キャメロン首相に面会を求めたが、断られたことを明かしている。

エリー・ゴールディングは、メリルボーン・プロジェクトの支援を行っており、プロジェクトでは、ホームレスの女性に対して長期および短期の寝床を提供するとともに、利用者が自立した生活を送れるように、教育や雇用、職業訓練の機会を提供している。

以前よりロンドンのハックニー特別区のホームレスに対する処遇に対し、反対の意を述べていたエリー・ゴールディングは、自身とメリルボーン・プロジェクトのチーフ・エグゼクティヴであるマーク・ラッセルが、首相に面会する時間がないことを告げる「形式通りの手紙」を受け取ったと語っている。

エリー・ゴールディングは『ザ・デイリー・ミラー』紙に対し、次のように話している。「私たちは純粋に、この件に関する彼の意見を聞くために話がしたかっただけ。抗議しようとしているわけじゃない。マークが住宅に関する法案の件で話し合いたいと接触した時も、同じような形式通りの手紙を受け取っているの。だから、彼が目を通したのかどうかさえ分からないわ」

「きっと首相の元には大量の請願書が送られてくるのでしょう」と、彼女は付け加えている。「これから連絡が来るのかもしれない。今の時点では、彼が興味を持っていないとは言い切れないわ。何か行動を起こす機会をうかがっているのかもしれないわよね」

『ガーディアン』紙によると、キャメロン首相のスポークスマンは、コメントに応じていないという。

エリー・ゴールディングは昨年6月、ホームレスへの処遇に関してロンドンの地方議会を激しく非難している。ロンドンのハックニー特別区が前月に、公共の空間を保護するための条例を施行したことを受け、同区議会をツイッター上で批判している。この条例は、路上で寝たり物乞いしたりすることを含む、反社会的行為を厳しく取り締まるもので、違反すると、100ポンド(約1万7000円)の固定罰金通知の発行、もしくは1000ポンド(約17万円)の罰金が科せられる可能性があるという。弱い立場にある人々を不当に罰するとして、多くの人がこの条例を批判している

「ハックニー区議会、よく聞いて」と、彼女はツイートしている。「あなた方を最も必要としている弱い立場の人々に、いったいなぜこんな仕打ちができるの? その無知な態度には耐えられないわ」すべてのツイートは以下の通り。

イギリスのある議会が、ホームレスの人々を犯罪者のように扱い、罰金を科すことを決めたみたいね。

ハックニー区議会、よく聞いて。あなた方を最も必要としている弱い立場の人々に、いったいなぜこんな仕打ちができるの? その無知な態度には耐えられないわ。

ホームレスは、選んでなるものではなく、最後の手段なの。2010年からロンドンでは79%も増加している。人々が無関心なせいでね。

私は何に関しても詳しくないけど、人々がどれほど無関心になり得るかを案じずにはいられない。

昨年ロンドン周辺で起こった、「アンチ・ホームレス」の動きを覚えている? 私はあれを決して忘れられないし、今回も同じような印象を受けているの。

私と同じくこの件に関して腹を立てている人は、この嘆願書にサインをして。

多くの人が嘆願書にサインをしてくれたわ。やるべきことはまだまだあるけど、これは素晴らしいスタートよ。アドレスをもう一度のせる。

さらに昨年10月には、労働党の党首であるジェレミー・コービンに対して、ホームレスの人々の扱いをめぐる問題について話し合うべく、会いたいと語り、問題の解決を訴えていた。エリー・ゴールディングは、党首への予想外の抜擢以降、ジェレミー・コービンの政策に感銘を受けたと語っている。

「彼は政治にもう一度思いやりを持ち込んだの。それっていいことだと思ってて、彼と会って、いろんなことについて話したいわ。でも、状況はいいように思うわ」

「彼が肉を食べないって知って、すぐに関心を持ったの。だって、それって世界への意識を自然と反映しているからであって、私が結びつくことのできる思いやりの形だったのよ」と彼女は更に語っている。「それって食べ物がどうやって作られているかっていうことへの無知からは逃れている兆候であって、本当に重要だと思うの」

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