イギー・ポップが、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オムやディーン・フェルティータ、アークティック・モンキーズのマット・ヘルダースらと共に制作したニュー・アルバム『ポスト・ポップ・ディプレッション』が最後のアルバムになるかもしれないと明かしている。
ラジオ局「Beat1」のアップル・ミュージック向けの新しいインタヴューで、同ラジオの司会者であり、『NME』のライターでもあるマット・ウィルキンソンに彼はこう述べている。「この後は、もうないだろうと思う。そう感じるんだ。これは直感的本能だね」
まったく音楽の制作をやめてしまうのかと問われると、イギー・ポップはこう答えた。「いいや。もし君が僕に電話をくれて、君のお母さんの誕生日に“ハッピー・バースデー”を歌うっていう話を持ちかけてきたら、誰かに当たってみるだろうね。だけど、本当にアルバムを制作するとなると、すべてを捧げなけりゃダメで、今そういうエネルギーはないね」
またこう付け加えている。「僕は何かを生み出すことができる、そういうタイプのアーティストだ。だけど、僕の創造性は他の人たちに向けられたものなんだ。1人のファンみたいな感じでもあるね。みんなと集まるのが好きだし、バンドをやるのが好きだ。ミュージシャンと一緒にいたいんだよ」
音楽専門サイト「Noisey」にアップされたイギー・ポップのインタヴュー映像はこちらから。
現在68歳のイギー・ポップは、5月に新しいバンド・メイトであるジョシュ・オムとマット・ヘルダースとともにロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでライヴを行うことを発表している。バンドは世界中の選ばれた場所でライヴを行う予定で、ジョシュ・オムによると「彼らの存在がそれでも破壊的に感じられるような、小さな、美しい劇場」でしかライヴを行わないという。
バンドが最初にライヴを行うUKの会場はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで、日程は5月18日となっている。
1月下旬、アルバムからの最初の楽曲となる“Gardenia”が公開されており、米テレビ番組「ザ・レイト・ショウ・ウィズ・スティーヴン・コルベア」でもこの新しいバンドによる初ライヴが披露されている。また、さらなる新曲“Break Into You Heart”も公開されている。
“Gardenia”の音源はこちらから。
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