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ザ・フーのフロントマンであるロジャー・ダルトリーは今後ザ・フーとしてアヴァターによる公演を行うかどうかについて語っている。

先日、ザ・フーのギタリストであるピート・タウンゼントは『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューで「這いつくばって死ぬ」前に「世界中のあらゆる地域で最後のツアー」をしたいと語っている。

一方、ピート・タウンゼントは次のようにも述べている。「ザ・フーとは若いふりをして80歳のロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントがステージに上がるものじゃない。18歳、19歳だった1964年の僕ら4人なんだ。ザ・フーの神話が観たければ、アヴァターによるライヴを待ってもらうことだね。いいものになるはずだよ」

今回、ロジャー・ダルトリーは『アルティメット・クラシック・ロック』誌によるインタヴューでアヴァターによる公演についてピート・タウンゼントと同じ考え方かと訊かれている。『アルティメット・クラシック・ロック』誌は先月2周年を迎えたロンドンでのABBAの公演を例として挙げている。

ロジャー・ダルトリーは冗談めかして次のように答えている。「僕らがライヴでABBAのカヴァーをやるかって? それはないと思うな。あんな小さなドレスを着たら、ひどいもんだと思うよ」

アヴァターによるザ・フーの公演についてロジャー・ダルトリーは次のように続けている。「そのことについては考えたこともなかったよ。自分は観に行きたいとは思わないね」

ロジャー・ダルトリーは来月から北米でソロによる「セミ・アコースティック」ツアーに乗り出すことが決定している。

一方、ノエル・ギャラガーは「ABBAヴォヤージ」のコンサートを観たことを受けて、オアシスのホログラムによる公演に「賛成する」と語っている。

マット・モーガンのポッドキャストでノエル・ギャラガーは70年代と80年代に収録されたヴォーカルを使った10人編成のライヴ・バンドによるABBAのデジタル公演を観て感銘を受けたとのことで、オアシスのホログラム公演も検討してみたいと語っている。

「ABBAの公演を観に行ったんだ。観たかい? 信じられなかったよ」とノエル・ギャラガーは語っている。「素晴らしい1時間半だった。すごく感銘を受けたんだ。ステージにいる人物はホログラムなんだけど、俳優かと思うくらいリアルなんだよ。ステージを歩くんだけど、本物みたいだった。行く機会があるなら、その価値はあると思うね」

ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「正直、感動したんだ。オアシスでやりたい人がいたら、声をかけてほしいね。賛成するよ。『いいね』と言って、あそこにいる人物と話をして、数字のことを整理して、彼がそれを伝えてくれるだろうから、それでイエスかノーかを返事するね」

マット・モーガンがホログラムの公演にファンは満足するだろうか、空虚だと思わないだろうかと尋ねると、ノエル・ギャラガーは次のように答えている。「でも、もうバンドを観られないわけだから、どれだけ求めようと言うんだよ」

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