Photo: GETTY

ビースティ・ボーイズは1994年発表のアルバム『イル・コミュニケーション』の30周年を記念して、再発することを発表している。

5月31日にアルバムのリリースから30年を迎えたことを受けて、ビースティ・ボーイズはボックスセットを紹介する映像を公開している。同作はアナログ盤3枚組となり、そのうち2枚にはオリジナル・アルバムが収録され、3枚目にはリミックス、ボーナストラック、レア・トラックが収録される。

このボックスセットは2009年にも1500セット限定で発売されている。今回、『イル・コミュニケーション』はカセットテープで発売されることも決定しており、ジャケットやTシャツも公式ショップでは発売される。再発盤の発送日は7月26日となっている。

https://shopus.beastieboys.com/

2009年の時と同様に『イル・コミュニケーション』の3枚組再発盤には“Heart Attack Man”のアコースティック音源やライヴ音源、“Get It Together”のリミックス音源、“‘Sure Shot”の「ヨーロピアン・Bボーイ」インストゥルメンタル・ヴァージョンも収録される。

昨年9月、ビースティ・ボーイズのアドロックとマイクDは『ポールズ・ブティック』のアルバム・ジャケットで知られるマンハッタンの交差点が「ビースティ・ボーイズ・スクウェア」に改名されたことを受けて、スピーチを行っている。

「何を見て、何を聴き、何を着て、何を愛し、どう生きるかを教えてくれたニューヨークには感謝している」とアドロックは観衆に語っている。「今から50年後、学校に行く子どもたちが見上げて、『ビースティ・ボーイズって何だ? なんて広場の名前になっているんだ?』となるのが嬉しいんだ」

マイクDは次のように続けている。「ニューヨークで育たなければ、自分たちはこんなふうにはなれなかったよ」

「多くの人が知る通り、ビースティ・ボーイズがシーンに登場すると、ヒップホップのゲームが変わりました」とビースティ・ボーイズ・スクウェアの計画を承認した地元議員のクリストファー・マルテは語っている。

「私はこれはお祝いだと思っています。ローワー・イースト・サイドのお祝いであり、ヒップホップのお祝いであり、これを実現するために長年取り組んできた地元へのお祝いなのです」

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