クイーンはソニー・ミュージックがカタログの権利を8億ポンド(約1600億円)で買収する交渉に入っていると報じられている。
“Bohemian Rhapsody”をはじめ、“We Are The Champions”、“Radio Gaga”、“We Will Rock You”といったヒット曲で知られるクイーンだが、『ブルームバーグ』によれば、ソニーは別の投資元と共にマーチャンダイズや他の分野にも適用される過去最大規模の買収契約を結ぼうとしているという。
10億ドルに及ぶ買収については話し合いが進められていると見られており、結果として合意に至らない可能性もあるという。
メンバーのブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコン、そしてフレディ・マーキュリーの遺産管理団体はクイーン・プロダクションズの株を同じ割合で所有している。
クイーン側の弁護士、北米での原盤権を所有しているディズニー、ユニバーサル・ミュージック・グループによる最初の話し合いはすでに行われたと報じられている。
現在、クイーンとしての公の活動を行っていないジョン・ディーコンの持ち株分は今回の買収契約には含まれないとも報じられている。
先日、ブライアン・メイはザ・フーのピート・タウンゼントについてロック・ギターを「概ね発明した」と賛辞を寄せている。
ブライアン・メイはインスタグラムにピート・タウンゼントとの写真を投稿して、ピート・タウンゼントを「ムード・チェンジの達人にしてサスペンディッド・コードの達人」と評した過去の発言を掲載している。
ブライアン・メイは次のように続けている。「ピート・タウンゼントはギターの神であり、それはずっと変わらないだろう。彼が目の前でギターを爆発させて命を吹き込むのを見たことがある」
ブライアン・メイはキャプションでもピート・タウンゼントに賛辞を寄せている。「こう言っておいてよかった。おそらく言い尽くせてないだろうけどね。ピート・タウンゼントなしのロック・ギターなんて想像できない。振り返ってみても、僕にとっては彼が概ね発明したようなものなんだ」
「その場で観ることができたなんて幸運だった。僕のプレイのかなりは彼のおかげなんだ。70年代、80年代のロック・ミュージックの進化を支えたブルースから影響を受けた演奏のことを言っているのではなくて、ピート・タウンゼントがシーンに持ち込んだのはアンプで増幅されながら、過剰に飽和していない強烈な高音だった。カミソリの刃のようなモノリスが脳を突き破り、リズミカルなハンマーの一撃を喰らわして、僕のような人間を永遠に変えることになった」
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