ブリング・ミー・ザ・ホライズンのフロントマンであるオリヴァー・サイクスはビリー・アイリッシュとコラボレーションするという噂が浮上した経緯について説明している。
今年1月、オリヴァー・サイクスがビリー・アイリッシュのインスタグラムのコメント欄に「limousine」と書き残していたことでこの噂は持ち上がることなっていた。「limousine」については当時未発表だったものの、ファンには『ポスト・ヒューマン:ネックス・ジェン』の収録曲のタイトルと見なされていた。
しかし、5月24日にアルバム『ポスト・ヒューマン:ネックス・ジェン』がリリースされると、ビリー・アイリッシュは参加しておらず、“liMOusIne”にはオーロラが参加していることが明らかになっている。
今回、オリヴァー・サイクスは『ザ・レディオ1・ロック・ショウ』のインタヴューでこの噂が浮上した経緯について語っている。オリヴァー・サイクスはビリー・アイリッシュに曲の未完成ヴァージョンを送ったが、彼女がそれを聴いたかどうかは分からないと説明している。
「ビリー・アイリッシュの件は彼女のフォトグラファーが自分たちの大ファンだったというだけなんだ。それで彼女に曲をやってもらうというアイディアが出てきたんだ」とオリヴァー・サイクスは語っている。「だから、“liMOusIne”を彼女に送ったんだけど、それで完成するまでだいぶ時間がかかることになった。つまり、彼女が100%あの曲を聴いたとは言えないけど、彼女のところに届いたのは分かっていたんだ」
「だから、コメントを見ても“liMOusIne”という言葉は自分と彼女にしかその意味は分からないと思ったんだけど、その1〜2週間後にツアーをやった時にライヴ映像のファイル名に出していて、みんながそれを結びつけるとは思っていなかったんだ」
オリヴァー・サイクスは次のように続けている。「記事にしてもらおうとする安直な方法のように思えるだろうけど、そういうわけじゃなかった。気付いた時は本当に恥ずかしかったよ。『なんてこった』ってね。だって、ビリー・アイリッシュが僕らと曲をやってくれるチャンスはほとんどないことが分かっていたから」
新作『ポスト・ヒューマン:ネックス・ジェン』は2012年からバンドに在籍してきたジョーダン・フィッシュが脱退してから初のアルバムとなっており、オリヴァー・サイクスは次のようにコメントを寄せている。
「これは真の意味でのコンセプト・アルバムで、『ポスト・ヒューマン』の続編的ストーリーなんだけど、コンセプトは隠されているんだ。興味ない人もいるかもしれないけど、そのコンセプトとメッセージを発見できた人にとっては、自己啓発本のようなものになるかもしれない。この世界観には色んなものが詰まっていて、明快なものもあれば、隠されたものや謎めいたものもたくさんある。聴いた人が自分でそれを解読する必要がある」
ブリング・ミー・ザ・ホライズンはサマーソニック2024でヘッドライナーを務めることが決定している。
アルバムのストリーミングはこちらから。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.