メタリカはこれまでで最長のオリジナル曲となっている“Inamorata”をライヴで初めて披露している。
“Inamorata”は通算11作目のアルバム『72シーズンズ』に収録されており、11分を超える楽曲となっている。メタリカは「M72」ツアーの一環でヨーロッパ・ツアーを現在行っており、現地時間5月26日に行われたミュンヘン公演で“Inamorata”を初披露している。
「次の曲はこれまでライヴで演奏したことはなかったんだ」とジェイムズ・ヘットフィールドは観客に語っている。「俺たちのバンドでは『間違い』なんて言葉は存在しないんだ。なぜなら、『間違い』なんてないからね。ユニークな瞬間になったというだけなんだ。そう言い聞かせる必要がある。『72シーズンズ』からの曲で、お気に入りの曲の一つだよ」
観客が撮影した“Inamorata”のライヴ映像はこちらから。
メタリカのオリジナル曲で最長なのは“Inamorata”だが、最長のレコーディング音源は1998年発表のカヴァー作『ガレージ・インク』に収録されている“Mercyful Fate”のメドレーで、11分11秒となっている。
メタリカはミュンヘン公演を2公演行っており、初日となった5月24日の公演では“Master of Puppets”に突入した瞬間に空に稲妻が走るという思いがけない一幕が生まれている。
先日、メタリカのベーシストであるロバート・トゥルヒーヨは前任のベーシストであるクリフ・バートンとジェイソン・ニューステッドのプレイスタイルについて語っている。
ロバート・トゥルヒーヨは衛星ラジオ局「シリウスXM」のエディ・トランクの番組に出演して、両者の違いについて語っている。
「ジェイソン・ニューステッドとクリフ・バートンについてはまったく違うプレイヤーだから面白いし、それが素晴らしいと思うんだよね。僕らは全員違うという事実がいいことだと思うんだ。全員、それぞれバンドにもたらしているものがある」とロバート・トゥルヒーヨは語っている。「クリフ・バートンについては言うまでもなく素晴らしいミュージシャンで、ジャコ・パストリアスやスタンリー・クラークが作曲家だったのと同じ意味で作曲家だった。曲のことを考えながら、楽器としての声やその見せ方を考えているんだよね。ディストーションやオーヴァードライヴ、ワウ・ペダルなんかを使ってメロディックに見せることもある。そこが好きなんだ。ジェイソン・ニューステッドについてはそれを保ちつつ、抑制しながらソリッドにしてみせた。いい意味ですごくシンプルなんだ。決してありふれたものではない。本当にソリッドなんだ」
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