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ポール・マッカートニーは現地時間5月23日にアイヴァー・ノヴェロ賞の授賞式でブルース・スプリングスティーンへのプレゼンター役を務めている。

ブルース・スプリングスティーンはジ・アイヴァーズ・アカデミーのフェローとなることが発表されており、これはイギリス国外のソングライターとしては初の偉業となっている。これまでのフェローはエルトン・ジョン、ケイト・ブッシュ、アニー・レノックスらといった顔ぶれで、ポール・マッカートニー自身も20年前に同じくフェローとなっている。

グラストンベリー・フェスティバルの自身のステージでブルース・スプリングスティーンとフー・ファイターズのデイヴ・グロールをゲストに迎えたポール・マッカートニーがプレゼンター役を務めており、スピーチは「ブルース・スプリングスティーンのコンサートのように短くまとめようと思う」という冗談で始まっている。「これほど適任の人物はいないね。おそらくボブ・ディラン、ポール・サイモン、ビリー・ジョエル、ビヨンセ、テイラー・スウィフトを除けばね。リストはまだまだ続くんだけどさ」

ポール・マッカートニーは次のように続けている。「彼はアメリカの労働者として知られているけれど、本人も認めているのは人生で1日も働いたことがないということなんだよ」

賞を受け取ったブルース・スプリングスティーンはポール・マッカートニーとハグをした後、UKでの「長きにわたる素晴らしい過去の経緯」と50年近く前にハマースミスで行った初ライヴ以降、彼を応援してきた「並外れた」ファンへの感謝を口にしている。

ブルース・スプリングスティーンはまた5月22日に行ったサンダーランドのスタジアム・オブ・ライトでの公演にも言及している。

「昨日もステージに立ったんだけど、『この天気は何だ?』と思ったよ。風が唸る中で強い雨が降っていて、でも、雨の中、僕の前にいるファンを見て、すべてが分かったんだ。これは僕の仲間だってね」

「若い人もいれば、子どももいたけど、顔に皺の刻まれた年配の人たちもいた。UKでのそういう人こそ僕の仲間なんだ。そういう人たちのために、そういう人たちについての曲を書いてきた。そんな人たちが今も僕の前にいてくれるんだ」

ブルース・スプリングスティーンはそういう人たちにパフォーマンスを行うことが「ミュージシャンとしての人生における特権にして名誉であり続けている」と語っている。

「心と魂に僕の音楽を受け入れてくれた人たちに感謝したい。ハードルが高くも美しいUKのカルチャーに私を入れてくれたことを感謝したい」

授賞式でブルース・スプリングスティーンは“Thunder Road”を披露している。一方、レイは「世代を代表する声」として「ソングライター・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。ユセフ・デイズは『ブラック・クラシカル・ミュージック』で最優秀アルバム賞を受賞している。

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