昨年11月20日に通算3作目となる最新作『25』をリリースしたアデルだが、同作の全米でのセールスが800万枚を超えたことが明らかになっている。
アデルは2月4日に締め切られた全米の最新週で、ニールセン・ミュージックによれば89000枚を売り上げており、これまでの全米での総セールスが803万枚になったと発表されている。
アデルの最新作『25』は、21世紀に入って全米で800万枚以上を売り上げた6番目のアルバムとなっていて、これまでに21世紀に入って800万枚以上を売り上げたのは、アデルの前作『21』や、アッシャーの2004年発表作『コンフェッションズ』、50セントの2003年作『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』、ノラ・ジョーンズの2002年発表作『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』、エミネムの2002年発表作『ザ・エミネム・ショウ』の5枚となっている。
アデルの前作『21』は全米で1150万枚を売り上げており、ニールセン・ミュージックが1991年に調査を開始して以降、史上10番目に売れたアルバムとなっている。
一方、アメリカ大統領選挙の有力候補であるドナルド・トランプは、アデルから選挙キャンペーンで楽曲の使用を禁止されるも、聞く耳を持たずに使用している。
アデルはドナルド・トランプに対して、共和党選挙集会で自身の楽曲を使用したことについて非難し、選挙キャンペーンでの楽曲の使用を禁止する声明を発表していた。ドナルド・トランプは昨年11月のオハイオ州での集会にて“Skyfall”を使用し、それ以来アデルの曲を使っている。
アデルの必死の抗議にもかかわらず、ドナルド・トランプはニューハンプシャー州エクセターの集会で “Rolling In The Deep”をバックミュージックにステージを降りたという。演説の前には、アデルの歌う、映画『007スカイフォール』の主題歌が流された。
また、今月3日に行われたアーカンソー州リトルロックでのイベントでも、撮影された動画から同2曲とも使用されているのが確認できる。
『インディペンデント』紙の取材を受けたアデルの広報担当者は、「アデルはあらゆる政治的なキャンペーンで彼女の楽曲を使うことを許可していません」と語っている。
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