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レッド・ツェッペリンはドキュメンタリー映画『ビカミング・レッド・ツェッペリン(原題)』が海外でソニー・クラシックス・ピクチャーズによって劇場公開されることが決定している。

2021年9月に開催されたヴェネチア国際映画祭で仮編集版が上映された『ビカミング・レッド・ツェッペリン』はその後の状況については僅かな情報しか公開されてこなかった。

『ヴァラエティ』誌によれば、ソニー・クラシックス・ピクチャーズは監督のバーナード・マクマホンとアルティテュード・フィルムズを相手に交渉を進めてきたとのことで、北米、南米、日本を除く東南アジア、中東、ベネルクス3国での配給権を獲得している。劇場公開の日程については今後発表される。

ヴェネチア国際映画祭で「製作途中」とされていた本作は「4人のメンバーの新たな未公開映像」による追加映像と新たなサウンド・ミックスで「完成」している。

インタヴューに答えているのはロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズのメンバーのみで、今は亡きドラマーのジョン・ボーナムによる過去のインタヴュー映像も使われている。

監督のバーナード・マクマホンは公開まで長く時間がかかったことについて次のように語っている。「可能な限り最高のサウンドで大スクリーンで体験できるようにデザインすることに何年もかかったのです」

プロデューサーで共同脚本のアリソン・マッゴーティーは次のように続けている。「ソニー・クラシックス・ピクチャーズは完璧なパートナーでした。劇場体験を本当に信じていて、何百万人ものレッド・ツェッペリン・ファンに、世界最高のスクリーンとサウンド・システムで彼らを見聞きする機会を与えることに情熱を注いでくれました」

映画『ビカミング・レッド・ツェッペリン』は2019年に製作が発表された作品で、タイトルの通り、キャリア全体というよりは4人のメンバーの生い立ちやバンドの結成、アルバム『レッド・ツェッペリンII』までに焦点を当てたものとなっている。1969年のフィルモア・ウェスト、アトランタ・ポップ・フェスティバル、テキサス・ポップ・フェスティバル、1970年のバス・フェスティバルの映像が本作には使われる予定となっている。

先日、レッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジは亡くなったプロデューサーのスティーヴ・アルビニに追悼の意を表している。

スティーヴ・アルビニはシカゴにある彼のレコーディング・スタジオ、エレクトリック・オーディオで心臓発作のために亡くなっている。訃報はスタジオのスタッフによって発表されている。

ペイジ&プラントのセカンド・アルバム『ウォーキング・イントゥ・クラークスデイル』でスティーヴ・アルビニと仕事をしたジミー・ペイジはフェイスブックで次のように述べている。「今週、スティーヴ・アルビニの訃報を聞いて、すごく悲しいよ。ロバート・プラントと私は1997年発表のアルバム『ウォーキング・イントゥ・クラークスデイル』で彼と仕事をした。あの作品は今でも誇りに思っているんだ」

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