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レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーはアメリカのダイナー・チェーン店「デニーズ」に対する思いをコメディ番組で語っている。

フリーはジョン・ムレイニーによる全6話の『L.A.に全員集合!』の最終話に出演しており、ジョン・ムレイニーはフリーがロサンゼルスのどこにでもいると冗談を飛ばして、ロサンゼルスでフリーのことを探す「ファインディング・フリー」という企画を行っている。

見つかったフリーがスピーチを用意してきたというと、ジョン・ムレイニーはその場を譲り、フリーは次のように語り始めている。「分かってほしいんだけど、僕は隠れてなんかいなかったんだ。デニーズにいたんだ」

フリーは次のように続けている。「この番組の名前は『L.A.とは何か?』だっけ? いずれにせよ、ロサンゼルスとは何かを伝えたい。ロサンゼルスとはデニーズなんだ、マザーファッカー。デニーズは魔法の場所で、この街の聖域なんだ。ロサンゼルスの縮図なんだよ。あらゆる文化的・民族的・経済的境界を越境している。美しい場所だよ。デニーズでは誰もが見つかる。そんな場所にいたんだ」

「プロムやキンセアネーラを終えたラテン系の可愛い子どもがいたりして、素晴らしい場所だよ。深夜に行って、真夜中なのに赤ちゃんを連れて来ている人がいたりすると、『赤ちゃんを連れて帰ったほうがいい』と思うかもしれない。でも、何をしているのかは分からない訳でね。赤ちゃんがいる理由も分からない。もしかしたら、アパートを追い出されのかもしれない。自分が追い出されたことは分かっていたけどね」

フリーは次のように締めくくっている。「でも、言いたいのはデニーズに神のご加護をということだ。ストリート・ミュージシャンに神のご加護を。彼らの帽子に少しお金を入れてあげてほしい。そして、美しく、汚れていて、輝かしくも乱雑なロサンゼルスという街に神のご加護を。デニーズにいれば、見つからないなんてことはないんだ」

一方、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディスは伝記映画が製作される見込みだと報じられている。

ユニバーサル・ピクチャーズは2004年刊行のアンソニー・キーディスの自伝『スカー・ティッシュ』についてオプション契約を結んだと『デッドライン』は報じている。報道によれば、映画は製作の初期段階にあるとのことで、アンソニー・キーディスをはじめ、映画プロデューサーのブライアン・グレイザー、マドンナのマネージャーであるガイ・オセアリーが映画のプロデューサーを務める。

『スカー・ティッシュ』では父親との関係、ドラッグ依存症、ヘロインのオーヴァードーズによるギタリストのヒレル・スロヴァクの死、フリーとバンドを続けていくことなどが描かれている。

ユニバーサル・ピクチャーズはアンソニー・キーディスの自伝の映画化について「アーティスト、依存症者、バンド首謀者の衝撃的なほど率直なポートレート」になると述べているという。

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