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ウィーザーはデビュー・アルバム『ブルー・アルバム』が30周年を迎えたことを受けて、“My Name Is Jonas”の自宅デモ音源を公開している。

“Buddy Holly”、“Say It Ain’t So”、“Undone – The Sweater Song”といったヒット曲が収録されている『ブルー・アルバム』は1994年5月10日にリリースされている。

ウィーザーは公式ツイッター・アカウントで次のように述べている。「1994年5月10日、DGCレコーズはウィーザーのセルフタイトルのデビュー・アルバム『ウィーザー』をリリースしました」

「何度もこの話は語られてきましたが、核心にあるのはバンドと少数の内輪の人間はいいアルバムができたと思っていたにもかかわらず、誰もそれがうまくいくとは思ってなかったことでした。ファン・ベースもシングルも何もない新人バンドがメジャー・レーベルからデビュー・アルバムを出すという大胆さを、人々は『誰だ?』と言って笑うだろうという前提があったのです」

「実際、しばらくはその通りでした。初週は90枚が売れ、そのうち中身を何も知らずに私たちが知らない人で買ったのは45人だけでした。その後も少しずつしか売れず『ローラーボール』の上映会のオープニングを飾ったり、バンド・バトルをやったり(そして勝てなかった)、0人以下のお客さんのために演奏したり(どうして『-2枚売れた』ことになったのかは不明だが、プロモーターはそう言っていた)していました」

数ヶ月後、シアトルのラジオ局「107ジ・エンド」が“Undone – The Sweater Song”をかけ始め、それがすぐに広がりを見せ、「KROQ」もかけることになり、MTVでミュージック・ビデオが流れ始め、ラッシュといったバンドのオープニング・アクトを務めることになったという。

「『ブルー・アルバム』はもちろんウィーザーのファースト・アルバムですが、アルバムを作ろうとしたのは初めてではありませんでした」として、1992年の夏にリハーサル・スタジオと自宅で録音された“My Name Is Jonas”の自宅デモ音源を公開している。

「セルフ・プロデュースのキッチン・テープの音源はこの曲を含めほとんど正式にリリースされていません。『ブルー・アルバム』、30周年おめでとう。記念して特別なリリースを用意しているので、詳細はもうすぐ発表されると思います」

ウィーザーのフロントマンであるリヴァース・クオモもツイッターで次のように述べている。「今日で『ブルー・アルバム』は30周年を迎えた。記念して、2020年に『ウェブ・プログラミングの授業』の最終プロジェクトとして公開したアプリ『Weezify』でオリジナルの自宅デモ音源をチェックしてみてほしい」

『ブルー・アルバム』はバンドにとって最も売れた作品で、アメリカで330万枚のセールスを記録しており、2009年時点で全世界で1500万枚を突破している。

ウィーザーは『ブルー・アルバム』の30周年を記念して、「ヴォヤージュ・トゥザ・ブルー・プラネット」と題したツアーを行うことも発表している。

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