アメリカ大統領選挙の有力候補であるドナルド・トランプは、アデルから選挙キャンペーンで楽曲の使用を禁止されるも、聞く耳を持たずに使用している。
アデルはドナルド・トランプに対して、共和党選挙集会で自身の楽曲を使用したことについて非難し、選挙キャンペーンでの楽曲の使用を禁止する声明を発表していた。ドナルド・トランプは昨年11月のオハイオ州での集会にて“Skyfall”を使用し、それ以来アデルの曲を使っている。
アデルの必死の抗議にもかかわらず、ドナルド・トランプはニューハンプシャー州エクセターの集会で “Rolling In The Deep”をバックミュージックにステージを降りたという。演説の前には、アデルの歌う、映画『007スカイフォール』の主題歌が流された。
また、今月3日に行われたアーカンソー州リトルロックでのイベントでも、撮影された動画から同2曲とも使用されているのが確認できる。
『インディペンデント』紙の取材を受けたアデルの広報担当者は、「アデルはあらゆる政治的なキャンペーンで彼女の楽曲を使うことを許可していません」と語っている。
ニール・ヤングやエアロスミスなど、多くのミュージシャンがドナルド・トランプの選挙キャンペーンで楽曲を使用されたことについて異議を唱えている。
R.E.M.のフロントマンであるマイケル・スタイプは、バンドの楽曲を使用されて以下の声明を発表している。「この哀れで目立ちたがりで強欲な小心者め、何をしやがるんだ! 俺たちの曲や俺の声をお前らのバカバカしい選挙キャンペーンで使用するんじゃない」
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