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ジョージ・ハリスンは所有していたシタールがオークションにて66993ドル(約1050万円)で落札されている。

このシタールはジョージ・ハリスンが1965年にロンドンのオックスフォード・ストリートで購入したもので、アルバム『ラバー・ソウル』に収録されている“Norwegian Wood”で使用されている。

今回、このシタールはロサンゼルスで開催されたネイト・D・サンダース・オークションに出品されて、先述の金額で落札されている。

https://natedsanders.com/LotDetail.aspx?inventoryid=66868

ジョージ・ハリスンは1966年に初めてインドを訪れており、そこでラヴィ・シャンカールの指導のもとシタールを学んでいる。ジョージ・ハリスンはその後“Love You To”や“Within You Without You”といったインド音楽を取り入れたスタイルの楽曲を生み出している。

シタールによってジョージ・ハリスンはインドの音楽や文化、そしてヒンドゥー教の精神性に生涯を通して興味を抱くようになり、他の西洋のミュージシャンがシタールを使うことを促すこととなっている。

ザ・ビートルズについてはジョン・レノンとジョージ・ハリスンが使った映画『ヘルプ! 4人はアイドル』にも登場するアコースティック・ギターがオークションにかけられることが明らかになっている。

このギターはバイエルンのギター・メーカーであるフラマスが60年代初頭に製造した12弦のフーテナニーで、映画『ヘルプ! 4人はアイドル』にも登場して、ジョン・レノンが“You’ve Got To Hide Your Love Away”で使ったことで知られている。

このギターが来月出品されるジュリアンズ・オークションのダレン・ジュリアンによれば、持ち主はピーター&ゴードンのゴードン・ウォーラーからもらったとのことで、屋根裏にしまったまま、持っていたことを忘れてしまっていたという。

「ギターの木目は指紋のようなもので、同じものは2つとありません」とダレン・ジュリアンは語っている。「ジョン・レノンとジョージ・ハリスンが演奏したギターと木目が完全に一致しただけでなく、ピックガードも写真と正確に一致しています。約50年間にわたって手つかずだったため、見た目の面でもジョン・レノンやジョージ・ハリスンが演奏したのとまったく同じ状態なのです」

このギターのオークションは5月29日・30日にニューヨークのハード・ロック・カフェで開催され、オンラインでも入札できる。落札予想額は60万ドル(約9000万円)から80万ドル(約1億2000万円)と試算されている。

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