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パール・ジャムのドラマーであるマット・キャメロンは10代の頃にキッスから活動停止勧告の通達が届いた時のことを振り返っている。

新作『ダーク・マター』のプロモーションで『ハワード・スターン・ショウ』に出演したマット・キャメロンは若い頃にキッスと会うことになり、その数ヶ月語に活動停止勧告を受け取った話を語っている。

マット・キャメロンは若い頃にキッスのカヴァー・バンドをやっていたことを明かしている。「地元の高校とか、ビール・パーティとかで演奏していたんだ。父親がサンディエゴの舞台スタッフ組合の組合長と友だちでね。それで、キッスが『アライヴ』ツアーで公演をやる時に、75年だったけど、サンディエゴ・スポーツ・アリーナにサウンドチェックを観に行ったんだ」

マット・キャメロンは次のように続けている。「一緒にキッスのカヴァー・バンドをやっていたティムとデイヴ・マホーニーという2人を連れて行って、ポール・スタンレーと会うのにバカげたキッスのカヴァー・バンドのフォト・アルバムを持っていたんだ。彼と写真を撮って、『すみません。僕らはキッスのカヴァー・バンドをやっていて、これがそのフォト・アルバムなんです』と見せたんだよね」

「その4ヶ月後か、6ヶ月後くらいにオーコイン・マネージメントから活動停止勧告が届いたんだ。僕らはキッスの大ファンで、アルバムにオーコイン・マネージメントのロゴを載せていたから、大興奮だったんだけどね。『オーコイン・マネージメントから手紙が届いたぞ。やったぜ』なんて言っていたら、キッスからの活動停止勧告だったんだ」

しかし、マット・キャメロンはこの活動停止勧告をトリビュート・バンドにちゃんとした名前を付けていなかったからだと考えていたという。「僕らはそのままキッスという名前だったと思う。それ以上のことは考えていなかった。それで、その後は『キッス』に『イミテーション』と付けることになったんだ」

2020年発表の『ギガトン』以来となるパール・ジャムの新作はポスト・マローン、オジー・オズボーン、ザ・ローリング・ストーンズらを手掛けてきたアンドリュー・ワットによるプロデュースとなっている。

ギタリストのマイク・マクレディは『クラシック・ロック』誌に次のように語っている。「ここ1年、僕らは彼とスタジオに入っていたんだけど、彼がやる気にさせてくれたんだ。集中して、演奏をして、曲を次々と作っていった。『ギガトン』を作った時はだいぶかかったけど、新しいアルバムはそんなにかからなかった。アンドリューが『アルバムを作るのに時間がかかりすぎです。今、これをやりましょう』と言ってくれたんだ」

「アンドリューはずっとやってきたものよりもハードでメロディックで考え抜いたものをやるように勧めてくれた」とマイク・マクレディは続けている。「マット・キャメロンのドラムにはサウンドガーデンでやっていたものの要素があると思うね」

新作のストリーミングはこちらから。

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