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スリップノットは今週一夜限りの貴重なライヴを行うことが決定している。

スリップノットは先日カリフォルニア州で屋外広告を出した後、「ユー・キャント・キル・ミー」と題したサイトを公開しており、現地時間4月25日にパイオニアタウンにある350人収容のパッピー+ハリエットのバーベキュー・バーでライヴを行うことを発表している。

チケットは1枚9ドルで、1人あたり2枚までとなっていたが、完全ソールドアウトとなっている。この公演はスリップノットにとって2024年初のライヴとなり、新しいドラマーを迎えたライヴとしても初めてとなる。

この公演の収益はすべてジョシュア・ツリー・ノー・キル・シェルター、ボーイズ&ガールズ・クラブといった団体に寄付される。

先日、ショーン・“クラウン”・クラハンは『NME』に対して25周年を記念して「基本に立ち返る」と語っていた。「基本に立ち返るんだ。もう一度、全員の顔に蹴りを入れる準備はできているよ。100人の会場でもう一度やるつもりなんだ。500人の会場とかね」

新ドラマーは発表されていないものの、誰になるかの憶測は数多く寄せられており、その内の一人が元セパルトゥラのドラマーのエロイ・カサグランデとなっている。先月、セパルトゥラは最後のワールド・ツアーに先立って長年のメンバーだったエロイ・カサグランデが脱退したことを発表している。

2月27日、エロイ・カサグランデはソーシャル・メディアで40年の活動を経て差し迫るバンドの解散を受けて「今後の新たなサイクルを考えると決断を下さなければならなかった」と述べている。

熱心なファンからはスリップノットの投稿した写真に登場するドラムスティックはエロイ・カサグランデが使っているプロマークの同ブランドであることも指摘されている。

ショーン・クラハンは2024年のツアーで25周年を記念して、デビュー・アルバムを全編演奏するとも語っている。

『ケラング!』誌のインタヴューでショーン・クラハンは名作を全編演奏するつもりはあるか?と訊かれて、次のように答えている。「ああ、あのアルバムを最初から最後まで演奏するよ。ただ、分かっているのは企業社会に屈服するつもりはないし、あいつらの望むものを与えるつもりはない。あいつらが手に入れたとして、一体、俺たちは何を得られるんだ? だから、俺たちも楽しむつもりなんだ。つまり、小さな会場でやるということだよ。話を聞くまで分からないだろうし、話を聞いた頃には手遅れで、もう観ることはできないんだ。だから、心を広く持っておいてくれ。話を聞くのではなく、感じてもらえたらと思う。だって、俺は本気だからね」

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