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ストーン・テンプル・パイロッツのフロントマンであるスコット・ウェイランドの息子となるノア・ウェイランドは恐喝されたことを受けて父の未発表ヴォーカルを使った新曲“Time Will Tell”を公開している。

ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのフロントマンでもあったスコット・ウェイランドは不慮のオーヴァードーズの末に2015年に亡くなっている。

ノア・ウェイランドはソロとして音楽キャリアに乗り出しており、今回“Time Will Tell”を公開している。ノア・ウェイランドは恐喝の一件が決着したことで音源をリリースすることにしたという。

米『ローリング・ストーン』誌にノア・ウェイランドはスコット・ウェイランドが亡くなる前に未完成のデモ音源に取り組んでおり、それを見知らぬ人物が入手し、2000ドルを渡さなければ、それをオンラインにリークすると脅迫されたと語っている。

“Time Will Tell”の音源はこちらから。

インスタグラムでノア・ウェイランドは次のように述べている。「今、こんなことを言ってるのが信じられないけど、父との曲の古いヴァージョンを持っているというランダムな電話番号から脅迫を受けていたんだ」

「そのおかげでキャリアのもっと先までリリースするつもりがなかった曲をリリースしなければならなくなった。というのも、その意気地なしがリークさせないために僕が2000ドルを送ってくると思っているみたいでね。笑えるのはメールを受け取った日にトイレの壁に“Time Will Tell”と書いてあったんだ。おそらく父も今がタイミングだと思ったのかな」

ノア・ウェイランドは米『ローリング・ストーン』誌に脅迫者が誰であるかは「ほぼ間違いなく」分かっているとも語っている。「僕が正しければ、昔の親友の一人で、僕に嫉妬しているんだ。だから、黙って見守っておきたいと思うね」

先日、ノア・ウェイランドは金持ちのぼんぼんだという見方に反論している。米『ローリング・ストーン』誌に彼は次のように語っている。「そういうことを言われると、いつもイライラするんだ。父は死んだとき、何百万ドルもの借金を抱えていた。母はいつも普通の仕事に就いていた。正直なところ、遺産で父の借金から解放されたとしても、そういうお金は求めていない。できるだけ自分でキャリアを歩んでいきたいんだ」

ノア・ウェイランドはスラッシュの息子であるロンドン・ハドソンがドラマー、メタリカのロバート・トゥルヒーヨの息子であるタイがベーシストを務めるバンド、サスペクト208に一時期在籍していた。ドラッグへの依存でバンドを脱退したノア・ウェイランドはソロに乗り出し、昨年“Yesterday”というシングルをリリースしている。

スコット・ウェイランドは自伝『ノット・デッド&ノット・フォー・セール』が映画化されることが発表されている。現時点でのタイトルが『ペーパー・ハート』となっている本作は映画製作会社のダーク・ピクチャーズとプロデューサーのオリアン・ウィリアムズが映画化権を購入している。回想録はスコット・ウェイランドとデヴィッド・リッツの共著となっている。

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