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フォールズのヤニス・フィリッパケスは今は亡きトニー・アレンとのコラボレーションとなるEP『ラゴス・パリス・ロンドン』を8月30日にリリースすることを発表している。

ヤニス・フィリッパケスは『NME』に対して2017年にトニー・アレンと音源に取り組んでいることを明かしていた。フェラ・クティやザ・グッド・ザ・バッド&ザ・クイーンなどに参加してきたトニー・アレンは2020年に亡くなっている。亡くなる前にこの音源は制作が進行していたという。

「フェラ・クティのドラマーであるトニー・アレンと曲を書いていたんだ」とヤニス・フィリッパケスは2017年に語っている。「去年、彼といくつかのトラックをやり始めたんだ。それから僕はツアーがあって、パリに戻って仕上げたんだ。彼はアルバムを書いていたから、僕らが取り組んだ曲もそのアルバムに入ったらいいなと思っているんだ」

5曲を収録したEPからは“Walk Through Fire”の音源が公開されている。

EPにはトニー・アレンとよくコラボレーションを行ってきたヴィンセント・テーガー(パーカッション、マリンバ)、ヴィンセント・トーレル(キーボード)、ルドヴィク・ブルーニ(ベーシスト)が参加している。

ヤニス・フィリッパケスはレコーディングについて2017年の時点で次のように語っている。「素晴らしかったよ。彼は76歳だった。1日中ハシシを吸っているんだ。ウイスキーも飲んでてね。彼が基本的にフェラ・クティと共にジャンルを発明した。彼はドラム・キットだとタコみたいなんだよ。素晴らしいドラマーだよね。クリエイティヴであるというのが素敵なんだ。フォールズのための曲を書き始める前に休みを取りたかったんだ。だから、あれは完璧な交差点だった。自宅にいて、曲を書いていないと、ちょっとおかしくなってくるんだ」

「何かをやらなきゃいけないから、その意味でフォールズじゃないものをやるというのは完璧だった。彼と曲を書けるようになるなんて光栄だったよ。そうしたことをやっていたんだ。まあ、いろいろ曲を書いているよ。フォールズの曲になるかは分からないけどね。急いでいるわけではないんだ」

EPのトラックリストは以下の通り。

1. Walk Through Fire
2. Rain Can’t Reach Us
3. Night Green, Heavy Love
4. Under The Strikes
5. Clementine

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