パラモアのヘイリー・ウィリアムスは新たなインタヴューでバンドとしての今後について語り、「何を出すにしても、みんなを驚かせたい」と語っている。
昨年12月、パラモアは今後について「不確定な状況」にあると述べており、レーベルとの契約を終えて、実質的にフリーな状況にあることにも言及していた。その後、パラモアはソーシャル・メディアへの投稿がすべて消されており、バンドとしての活動を終えたのではないかという憶測を呼ぶこととなっていた。
今年2月、ヘイリー・ウィリアムス、テイラー・ヨーク、ドラマーのザック・ファロから成るパラモアは「独立したばかり」であるとしながらも音楽を作り続けていくことを表明しており、4月20日に開催されるレコード・ストア・デイのアメリカのアンバサダーを務めている。
今回、『ブルックリン・ヴィーガン』のインタヴューを受けたヘイリー・ウィリアムスは新曲を作る際のバンドの心構えについて語っている。「これまで通り、何を出すにしても、みんなを驚かせたいということよね。『こう来るとは思わなかった』と思ってもらいたい。それがある意味私たちが常に望んでいることよね」
ヘイリー・ウィリアムスはバンドが完全にレーベルから独立していることについて次のように語っている。「私たちはいつも制限なんてないと思ってきた。自分たちが望めば、やり続けることもできるし、眠りにつかせることもできる」
「常にそういう心持ちでやってきた。だからこそ、情熱が生まれrし、仕事として扱わないようにしてきた。今、素晴らしいのは締切がないということよね。私たちの前には何もない。空だけが開けている。それって楽しみよね。圧倒されるところもあるけど、同時に刺激的でもある」
先日、パラモアは“Thick Skull”のミュージック・ビデオを公開して、バンドの今後について長文で言及している。
「歳を重ねるにつれて、少しずつ人からいい人として見られたいという絶え間ない思いがなくなっていった。実のところ、毎日学んでいるのは綺麗に収まる箱なんてないことだった。大人になってからも多くの季節で鏡を見るのはすごく大変だったけど、でも、パラモアを誠実さ(そして、ダークで自虐的なユーモアを交えながらうまく)をもって率いていく力について疑うことはもうなくなった」
「家がメタファーになり得るようにバンドもメタファーになる。パラモアとは私と友人たちで最も厳しい教訓を学ぶための手段だった。それは私たちを近づけ、殺されそうにもなった。こうしたメタファーは人生にも言える。自分を踏み止まらせるもの、勇気を与えるもの、つらくても恥ずかしくても自分を成長させるものとかね」
「パラモア、バンドという意味ではメタファーではない。私たちはヴァンが事故に遭ってしまった。私たちは新しい道を探しているところで、新しい地図があり、ゼロ地点から始めていくことになる。今は小さい文字で書かれた但し書きを読んでいるところね」
また、パラモアはデイヴィッド・バーンが自分たちの楽曲“Hard Times”をカヴァーした音源を収録した限定12インチをレコード・ストア・デイにリリースすることが決定している。
12インチのB面には先日公開されたパラモアがトーキング・ヘッズの“Burning Down The House”をカヴァーした音源が収録される。この12インチは「2024年のレコード・ストア・デイ限定独占商品」となる。
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