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ブライアン・ウィルソンは今は亡きグレン・キャンベルの楽曲“Strong”でデュエットした音源が公開されている。

この音源は4月19日にリリースされる『グレン・キャンベル・デュエッツ – ゴースト・オン・ザ・キャンバス・セッションズ』に収録される。アルバムにはエルトン・ジョン、ドリー・パートン、キャロル・キング、エリック・クラプトン、ダリル・ホールといった豪華ミュージシャンが参加している。

“Wichita Lineman”や“Rhinestone Cowboy”といったヒット曲で知られるグレン・キャンベルはアルツハイマー病との長い闘病の末に2017年に享年81歳で亡くなっている。

2011年に発表された『ゴースト・オン・ザ・キャンバス』に収録されている“Strong”はグレン・キャンベルがアルツハイマー病に言及した曲で、次のように歌われている。「As I look into these eyes I’ve known for all these years / I see for the first time in my life fear(ずっと前から知っているこの目を覗き込むと/人生で初めて恐怖が見える)」

今回の新たなヴァージョンではブライアン・ウィルソンがならではの光り輝くハーモニーを披露しており、グレン・キャンベルの切ないヴァースを歌い上げるものとなっている。

ブライアン・ウィルソンはグレン・キャンベルとのコラボレーションについて次のように語っている。「グレン・キャンベルは素晴らしいシンガーで、素晴らしい人物だった。“Strong”をやった意図というのは“Guess I’m Dumb”や彼と一緒に仕事をした時のことをもう一度蘇らせるためだった。今回のものにはそうした雰囲気があるし、サウンドも気に入っているんだ」

ブライアン・ウィルソンは今年2月に認知症と診断されたことが報じられている。

81歳のブライアン・ウィルソンはもはや自分の面倒を見ることができないと判断され、保佐人の下に置かれることとなっている。今年1月、妻でマネージャーを務めてきたメリンダ・レッドベターが亡くなっており、彼女はブライアン・ウィルソンの健康状態の悪化に伴い、彼の介護者として「身の回りの世話」を行っていた。

ブライアン・ウィルソンについては1970年代にお蔵入りになってしまったカントリー・アルバムが2025年にリリース予定であることも明らかになっている。

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