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マドンナは自身のコンサートで空調機器を使い続けたコンサート制作陣に非難の言葉を浴びせている。

マドンナは現地時間4月6日にフロリダ州マイアミのカセヤ・センターで行われた公演で不満をマイクにぶつけている。

「この公演を私がどれだけ待ち望んでいたか分かっていないのね」とマドンナは語っている。「私はものすごく一所懸命にやっている。ふさわしいはずだから、敬意を払って。あなたたちが敬意を払うまで、公演は続けられない」

マドンナが怒りを露わにしたのは様々な機材の問題があった公演の中盤だったという。観客が撮影した映像でマドンナは会場のスタッフにドアとラウンジのカーテンを閉めるように指示している。「あら、忘れていたの? お給料を減らさなきゃならないわね」

マドンナのファン・アカウントは「エアコンで声に影響を与えるほどものすごく寒く」「機材トラブルもあったため」マドンナは「怒り出す」事になったと説明している。

マドンナは観客に次のように語っている。「私はとても必死に仕事をしている。それは母親だし、アーティストだし、私はクイーンだから。そう、なので私の健康に気を遣わない人がいると、腹が立つの。今日は71公演目のライヴよ。続けていくわ」

マドンナは昨年7月からツアーを始める予定だったが、命を脅かす細菌感染症にかかったことで延期されている。

マドンナはこの日の公演の最後で観客とスタッフに向けて次のように語っている。「私の要望に応えて、エアコンをつけなかった全員に感謝したいと思う」

会場に足を運んだ観客の一人は次のように述べている。「暑かった。ピザの箱をうちわ代わりにしたよ」別の人物は次のように述べている。「マドンナがエアコンを切ったから暑かったのを覚えている。ファンへの配慮はどこにあるんだ?」

マドンナは公演中にエアコンを使うことを嫌っていることで知られており、2019年の『マダムX』ツアーでは観客からエアコンをつけるように求める掛け声が場面もあった。

「うるさい。私は寒いわ」とマドンナは当時語ったとされている。「服を脱げばいいじゃない」

マドンナは4月9日の同会場での公演では2016年にフロリダ州オーランドであった銃乱射事件の犠牲者に追悼の意を表している。「あんなことが起こっていいはずがない。絶対に忘れちゃダメよ」

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