Photo: William Drumm

ビリー・アイリッシュはニュー・アルバム『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』をリリースすることを発表している。

ビリー・アイリッシュは現地時間4月8日にインスタグラムでアルバムのリリースを発表している。投稿によれば、『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』というタイトルのアルバムは5月17日にリリースされる。アルバムには全11曲が収録される。

アルバムのアートワークも公開されており、ビリー・アイリッシュが白い木のドアの下で裸足で水中に沈むものとなっている。

「『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』が5月17日に出る」とビリー・アイリッシュはキャプションに綴っている。「今、このことを書いているのが本当にクレイジーだし、緊張しているし、興奮している」とビリー・アイリッシュは続け、アルバムのリリース前に一切のシングルを公開せず、アルバムを「すべて一度に」届けることを明かしている。

「フィニアスと私はこのアルバムをこれ以上なく誇りに思っている感じで、聴いてもらうのがすごく待ち切れない」とビリー・アイリッシュは投稿を締めくくっている。「愛しているし、愛しているし、愛している」

新たなプレス・リリースによれば、ニュー・アルバム『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』はビリー・アイリッシュとフィニアスによる作曲で、デジタルと限定のフィジカルでリリースされる。アナログ盤は8形態でリリースされるが、「最も持続可能な形で」製造されるという。

公式ウェブサイトには次のように記されている。「黒のスタンダード盤は100%リサイクルの黒のアナログ盤で製造されています。残りの7種類のカラー・ヴァージョンはECO-MIXないしはBioVinylで製造されます。ECO-MIXは他の色では使用できない色の化合物の残りを100%使って製造するものとなっています」

「このアナログ盤は将来のアナログ盤のためにリサイクルやリユースが可能で、すべての盤がそれぞれ独自で、前回とは違ったものになります。ビリー・アイリッシュはシングルLPの色にリサイクル可能な化合物を使用しており、初回生産分の端材をすべて回収し、後の追加生産分に再利用しています。BioVinylは使用済み食用油や産業廃棄ガスのような非化石燃料原料を使用することで、従来のレコードと同等の音質と光学的品質を維持しながら、リサイクルではないアナログ盤に較べて二酸化炭素排出量を90%削減できます」

『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』はビリー・アイリッシュにとってサード・アルバムとなり、2021年発表の『ハピアー・ザン・エヴァー』に続く作品となっている。デビュー・アルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』は2019年にリリースされている。

『ハピアー・ザン・エヴァー』の後にビリー・アイリッシュはEP『ギター・ソングス』をリリースしており、映画では『007』シリーズに提供した“No Time To Die”と映画『バービー』に提供した“What Was I Made For?”がリリースされている。

ビリー・アイリッシュはデュア・リパのポッドキャスト「アット・ユア・サービス」でサード・アルバムで創作プロセスが変わったとも語っている。

「すべてが違うわ。最近は違うやり方でやることにも慣れてしまったから、較べるようにしていた。『こっちでやるのも問題なしね。大丈夫。まだ、こっちのやり方でもできるわ』ってね」

ビリー・アイリッシュは変わった点についてさらに詳しく説明している。「部屋の中での存り方が変わって、それから声が完全に変わることになった。声が変わるのは旅みたいなものよね。ショックでもあるんだけどね。『OK、変わってしまったけど、それが自分にも分かる』という感じだった。変化を受け入れたり、乗り越えたりするのは難しい。『ずっとこのやり方でやっていて、うまくいっていたのに』ってね。でも、それができなくなってしまう」

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