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ニルヴァーナのベーシストであるクリス・ノヴォゼリックはカート・コバーンの死から30年を迎えたことを受けて追悼の意を表している。

80年代末からニルヴァーナのフロントマンとして注目を浴びることになったカート・コバーンは90年代のグランジ・シーンを代表する象徴的な人物となっている。カート・コバーンは1994年4月5日に自殺で亡くなっている。

クリス・ノヴォゼリックは『モジョ』誌のインタヴューでフェニックスのヴェテランズ・メモリアル・コロシアムから始まった『イン・ユーテロ』の北米ツアー初日を振り返っている。クリス・ノヴォゼリックはカート・コバーンが「ライヴを圧倒していた」と述べている。

「自分たちはプロフェッショナルになろうとしていた」とクリス・ノヴォゼリックはツアーを振り返っている。「だから、みんなのためにライヴをやろうとした。アコースティックのセクション、素晴らしいステージ・セット、全部ワールド・クラスのバンドになろうとしていたんだ」

「ライヴはロックだった」とクリス・ノヴォゼリックは続けている。「(音源を)聴いてもらえればと思うよ。今はAIで、ステレオ・ミックスをマルチトラックに分解することができるからね。素晴らしいミックスで聴くことができる。生々しいサウンドなんだ。カート・コバーンがすぐそこで、ライヴを圧倒していたのを聴いてもらえると思う。最高なんだ」

クリス・ノヴォゼリックはニルヴァーナが「これまで以上とは言わないものの、なお強力だ」として、その息の長さはカート・コバーンのおかげだと語っている。

「カート・コバーンのおかげだよね。彼にはカリスマがあった。あの激しさは今なお人々の心を動かすんだ。そして、彼にはメロディーの才能があった。奥底から湧き上がったものなんだよ」

インタヴューでクリス・ノヴォゼリックは『ABBAヴォヤージ』のようなスタイルの公演を行う可能性があるかについても訊かれている。

「まったく分からないよ。『ないね』と言った後に『いくらになる? いつ始める?』なんて言っているかもね」とクリス・ノヴォゼリックは冗談を飛ばしている。2012年にポール・マッカートニーはニルヴァーナのメンバーと共演しているが、デイヴ・グロールと共にゲスト・ヴォーカリストを迎えた共演を楽しみにしているとクリス・ノヴォゼリックは語っている。

「ずっとやりたいと思っているんだ」とクリス・ノヴォゼリックは語っている。「もう二度とあの曲をやることはないと思っていた。話はしているんだ。『ぜひやろう。だけど、やり過ぎないようにしよう』ってね。だから、ふさわしい時にやるということだよね」

また、カート・コバーンの娘であるフランシス・ビーン・コバーンもカート・コバーンの死から30年を迎えたことを受けてソーシャル・メディアに投稿を行っている。

現在31歳のフランシス・ビーン・コバーンは父親に追悼の意を表して、父のことを「覚えていたらよかったのに」と述べている。

「30年前、父の人生が終わりました」とフランシス・ビーン・コバーンは述べている。投稿された写真にはR.E.M.のマイケル・スタイプが撮影したカート・コバーンの手の写真も含まれている。「2枚目と3枚目の写真は生前最後に一緒にいた時の写真です。父の母であるウェンディはよく私の手を頬に押し当てて、安らかな悲しみと共に『あなたは彼の手を持っている』と言っていました。止まった時の中で彼を少し抱き寄せられる唯一の機会かのように、彼女はそれを漏らすまいとしてました。どこにいようと、彼女が父の手を握っていてくれればと思います」

フランシス・ビーン・コバーンは次のように続けている。「この30年間、喪失をめぐる私の考え方は変容の連続でした。意識のある限り悲しみにくれてきた中で学んだ最大の教訓は、それがすべきことであるということでした。生と死、痛みと喜び、陰と陽という二元性においては互いが存在することが必要であり、でなければ意味をなしません。人の存在の無常さこそが本当に真の人生における深淵へと導いてくれます。愛の意識へと向かう動機において、すべてのものは終わることを知る以上のものはありません」

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