デュア・リパはニュー・アルバム『ラディカル・オプティミズム』における「発見の瞬間」について語っている。
『ヴァラエティ』誌のインタヴューでデュア・リパは「アルバムの次のフェーズへと自分を連れて行ってくれた」「発見の瞬間」について語っている。デュア・リパの通算3作目となるニュー・アルバム『ラディカル・オプティミズム』は5月3日にリリースされる。
デュア・リパは“Illusion”という楽曲が「発見の瞬間」へと解放してくれた曲だと述べている。「あの曲が歌詞の面で『ラディカル・オプティミズム』を手に入れた感じだった。あの曲を書いた時にものすごく自分の強さを感じて、というのも、いい言葉が見つからないけど、誰かの言うデタラメなんてどうでもよくなった。何が起こっているかを把握して、どんなことかを理解した上で受け入れられるようになった」
デュア・リパはこうした「発見の瞬間」にはテーム・インパラのケヴィン・パーカーとダニー・H・ハールの助けもあったと語っている。「ケヴィン・パーカーとダニー・H・ハールが一緒になって、ドラムとシンセサイザーで生演奏をしてくれたんだけど、音楽的に大きなブレイクダウンがあって、自分の頭の中でダンス・ミュージックの状態に入った。それがすべて一つになっている」
デュア・リパは曲を書き始めた最初の週に“Illusion”と“Happy for You”を書いたことを明かしている。「自分にとって傷ついていて、当時起きていたことにオープンになって正直に向き合った瞬間だった。でも、アルバム全体を通して感じたのは、曲を書くことで成長できたということだった。すべてのことを通して成熟した気がする」
新作『ラディカル・オプティミズム』についてはプレス・リリースで次のように評されている。「デュア・リパ自身の自己発見の影響を受けることになった『ラディカル・オプティミズム』はかつて直面することが不可能に思えた状況においても自分を理解できた時の純粋な喜びと幸福感が表現されています。以前は魂が押しつぶされそうだった辛い別れや傷つきやすい始まりも楽観主義を選んで、混沌の中でも品位をもって前に進むことで大きな節目となりました」
アルバムについてデュア・リパは次のように語っている。「数年前、友人が『ラディカル・オプティミズム』という言葉を教えてくれました。その考え方は私の心に響いたし、それを自分の人生に取り入れ、適用し始めたら、さらに興味が湧いてきて、それは私の中に根付くことになったのです。混沌をも優雅に受け入れ、どんな嵐も乗り越えられると感じました」
「同時にサイケデリア、トリップ・ホップ、ブリットポップといった音楽の歴史に目が行っている自分がいました。それは常に自信に溢れた楽観主義的なもので、その正直さとアティテュードは私のレコーディング・セッションにも持ち込まれることになりました」
デュア・リパはコールドプレイやシザと共に今年のグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めることが決定している。
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