RICHARD JOHNSON/NME

Photo: RICHARD JOHNSON/NME

ザ・ローリング・ストーンズは2月3日のチリ公演からツアーをスタートさせ、1967年発表の楽曲“She’s A Rainbow”を18年ぶりに演奏している。

ザ・ローリング・ストーンズは南米ツアーをチリの国立競技場の公演からスタートさせたが、公演に向けてバンドはオフィシャル・サイトを通してファンから演奏曲のリクエストを受け付けていた。

バンドはこの日の公演に対して“She’s A Rainbow”、“Anybody Seen My Baby”、“She’s So Cold”、“Like a Rolling Stone”の4曲を提示していた。“She’s A Rainbow”は1967年発表のアルバム『サタニック・マジェスティーズ』に収録されており、ライヴで演奏されたのは1998年以来で、過去に11回しか演奏されていないと報じられている。

“She’s A Rainbow”の映像はこちらから。

米『ビルボード』誌によれば、この日の公演はバッキング・ヴォーカリストのサシャ・アレンが参加した初めてのライヴとなっており、彼女は2013年のオーディション番組『ザ・ヴォイス』に出演したことで知られている。彼女は普段のバッキング・ヴォーカリストのリサ・フィッシャーに代わる形で参加している。

先月、亡くなったデヴィッド・ボウイに対してザ・ローリング・ストーンズは「たぐいまれなアーティスト」だったと追悼の意を表明している。

また、ソヴィエト出身のザ・ローリング・ストーンズの初代マネージャーであるジョルジオ・ゴメルスキーはガンのために1月13日に82歳で亡くなっている。

ジョルジオ・ゴメルスキーはロンドンのクロウダディ・クラブを所有しており、ザ・ローリング・ストーンズはそこの箱バンを務めていた。1963年にアンドリュー・ルーグ・オールダムに代わるまで、彼はザ・ローリング・ストーンズのマネージャーを務めていた。決裂した後はバンドと反目しており、2013年に『ニューヨーク・タイムズ』のインタヴューでジョルジオ・ゴメルスキーは次のように語っている。「スタジアムのような非常に悪い環境で音楽を演奏して、大金を稼ぐという“アメリカン・ドリーム”に彼らは誘惑されてしまったんだ」

ジョルジオ・ゴメルスキーはザ・ヤードバーズのマネージメントも手掛けており、1964年に最初のレコード契約を結ぶのを手助けしている。その後、ニューヨークに移住してからは、ポスト・パンク・バンドのD・ジェネレーションを発見し、手掛けている。

また、ザ・ローリング・ストーンズは2005年発表の『ア・ビガー・バン』以来となる新作に取り掛かろうとしていると報じられている。

次の公演は2月7日より行うアルゼンチンでの3公演となっており、ツアーは3月17日に行われるメキシコ・シティのフォロ・ソルでの公演で締めくくられる。それ以降の日程は確定していない。

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