アイアン・メイデンのフロントマンであるブルース・ディッキンソンはコンサート・チケットの価格に関する自身の見解について最近のインタヴューで語っている。
メキシコの『アトモスフェラス』誌のインタヴューでブルース・ディッキンソンは3月頭まで行われていたU2のラスベガス公演を引き合いに出しながら、最近のチケット価格について語っている。
「U2のライヴに行きたいと思っても、スフィアでの公演では1席1200ドルだったと思う」とブルース・ディッキンソンは語っている。「1200ドル払って、U2をスフィアに観に行くなんて自分は興味ないね。まったくない。100ドルだったら、行くだろうけどね。でも、自分にとって重要なこととして続けていきたいのは、適切な種類のチケットを適切な価格で提供することなんだ」
ブルース・ディッキンソンはステージ最前列のチケットを「誰もが最も高くすべきだ」と言うけれど、自分は違う考えだとも述べている。「最もリーズナブルな価格のチケットにすべきなんだ。なぜなら、ステージ最前列に行きたいのは本物のファンだろうし、キッズで、クレイジーな金額は払えなかったりする。そういう人が前方にいるべきだし、音楽を存続させていく人たちなんだ」
「それに加えて、ファンかもしれないけど、奥さんを連れて来たいとか、暑くて汗だくにはなりたくないという人たちもいる。だから、一番上の席とか、そういう席を選ぶんだ。そこはまた別の価格になる」
ブルース・ディッキンソンのソロ・ツアーやアイアン・メイデンの2024年のツアーはスタンダードなアリーナのチケット価格が導入されている場合が多く、ステージに近ければ近いほど値段が高くなる形にはなっている。
「プロモーターはどうにかして元を取らなければならないからね」とブルース・ディッキンソンは続けている。「微妙なバランスなんだ。でも、概してチケットは高騰しているよね。その中には自分としてはとんでもないとしか思えないチケット価格もある。僕がそれを払うことはないね。逆に言えば、自分がそのアーティストのファンじゃないってことなんだろうけどね。ファンの人には支払う価値があるんだろうからさ。自分のライヴについては通常の範囲内でチケット価格を維持しようとしてきた。それはアイアン・メイデンも一緒だよ」
ブルース・ディッキンソンは18年ぶりとなるソロ・アルバム『ザ・マンドレイク・プロジェクト』を3月1日にリリースしている。ソロ・アルバム『ザ・マンドレイク・プロジェクト』は2005年に発表された『ティラニー・オブ・ソウルズ』以来、18年ぶりのソロ・アルバムとなる。
アルバムのストリーミングはこちらから。
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