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ポール・マッカートニーとナイル・ロジャースはティーンエイジ・キャンサー・トラストのチャリティに長年にわたって協力してきたザ・フーのロジャー・ダルトリーに感謝の意を表明している。

今年のティーンエイジ・キャンサー・トラストもロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われており、ノエル・ギャラガーやケミカル・ブラザーズによってチャリティのコンサートが行われている。

昨年、ティーンエイジ・キャンサー・トラストのキュレーターを退くことを発表しているロジャー・ダルトリーだが、3月24日には彼にとって最後となるチャリティ・ライヴが行われている。ロジャー・ダルトリーは24年間にわたってティーンエイジ・キャンサー・トラストのキュレーターを務めてきた。

それに際して、ポール・マッカートニーとナイル・ロジャースは非営利団体に協力してきたロジャー・ダルトリーに感謝の思いを伝えるビデオ・メッセージを提供している。

ポール・マッカートニーは「はい、ポールです。長年の君の友人だよ」と自己紹介して、曲の入ったスピーチを披露している。

「ティーンエイジ・キャンサー・トラストへの24年間にわたる素晴らしい貢献に感謝するよ。君は多くの子どもたちを幸せに、健康にしてみせた。それに関わってきたすべての人々が君に本当に感謝したがっているんだ」とポール・マッカートニーは語っている。「だから、言いたいのは……(歌い出す)『thank you Roger, thank you so, you’re a hero and you better know』。これはこれまで書いた中でも最高の曲の一つだね」

ナイル・ロジャースは次のように語っている。「今年はロジャー・ダルトリーがティーンエイジ・キャンサー・トラストのために素晴らしいライヴをキュレーションする最後の年なんだよね。24年間なんて途轍もないことで、素晴らしい大義のために音楽界やコメディ界の大物を登場させてきた。600時間にわたってライヴや再結成、スーパーグループ、そして、もちろんロックンロールが展開されてきた」

「すべてはロジャー・ダルトリーがきっかけで、音楽界の友人やアーティスト、そして、もちろんファンが応援してきた。若い人たちがガンに一人で向き合うことのないように、そうした支援がもたらす影響を今夜も目の当たりにしてきました。ロジャー、長年にわたってこのライヴに参加してきたすべての人に代わって、心からの感謝を」

ザ・フーはオーケストラと共演したライヴで今年のティーンエイジ・キャンサー・トラストを開幕させており、“Pinball Wizard”、“Overture”、“We’re Not Gonna Take It”といった楽曲のアレンジが刷新されていた。

パール・ジャムのエディ・ヴェダーはザ・フーと共演して、1973年発表のアルバム『四重人格』に収録の“The Punk And The Godfather”を披露している。

「オヴェイション」と題された3月24日の公演ではエディ・ヴェダーは娘のオリヴィアとグレン・ハンサードをスペシャル・ゲストに迎えてパフォーマンスを披露している。また、ポール・ウェラーはロジャー・ダルトリーと共演して、“So Sad About Us”を披露している。

ロジャー・ダルトリーはティーンエイジ・キャンサー・トラストのキュレーターは退くものの、名誉パトロンを引き続き務めることが決定している。

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