ヴァンパイア・ウィークエンドは「架空のバックストーリー」を持つサイド・プロジェクトがあることが明らかになっている。
ヴァンパイア・ウィークエンドは『ニューヨーク・タイムズ』紙の記事でエズラ・クーニグ、クリス・バイオ、クリス・トムソンの3人でサイド・プロジェクトを行っていることを明かしている。このプロジェクトは2020年夏に始まったもので、3人で毎週ジャム・セッションを行ったことで、「数百時間の音源」がレコーディングされているという。
「世界は活動を停止し、私たちが普段していることの多くができない状況だった」とクリス・トムソンは語っている。「何を期待するわけでもなく、ただ2人の非常に親しい友人と何の意図もなく演奏していたんだ」とクリス・バイオは続けている。「僕らのような規模のバンドでメンバーだけになるってなかなかないことなんだよね。エンジニアもいなければ、ツアー・マネージャーとかもいない。バンドを始めた頃に戻ったかのようだった。3年間、街に全員がいる時はずっとやっていたんだ」
エズラ・クーニグはこのバンドには「架空のバックストーリー」があるとも語っている。「1989年とか1990年に出てきたバンドでジャム・シーンにとってはちょっとパンク過ぎて、パンク・シーンにはちょっとジャム・バンド過ぎるという感じで、ミニットメンの感じも少しあるんだ」
しかし、このサイド・プロジェクトは「まだサウンドを練り上げている最中」とのことで、「あまり多くは語りたくないんだ」とエズラ・クーニグは続けている。
このサイド・プロジェクトがヴァンパイア・ウィークエンドのオープニング・アクトを務めることはあるのかと訊かれると、「その話は出たよね」とメンバーは語っている。
ヴァンパイア・ウィークエンドは通算5作目となるニュー・アルバム『オンリー・ゴッド・ワズ・アバヴ・アス』を4月5日にリリースする予定となっていて、プレス・リリースには次のように記されている。「10曲の傑作はヴァンパイア・ウィークエンドを新たなクリエイティヴのピークへと導くために歌詞とメロディーの構造を洗練させ、手直しし、徐々に形づくることに費やした5年間の産物です」
アルバムからは“Capricorn”と“Gen-X Cops”に続いて“Classical”が公開されており、2019年発表の『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』以来となる5年ぶりのアルバムはマンハッタン、ロサンゼルス、ロンドン、東京でレコーディングが行われている。
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