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ヤングブラッドはザ・1975のマット・ヒーリーとオンラインで口論になったことについて『NME』のインタヴューで語り、「愉快なものだった」として「すべてはエンタテインメントだ」と述べている。

マット・ヒーリーはポッドキャスト『アダム・フリーランド・ショウ』に出演したことで、オンラインでは批判が寄せられていた。マット・ヒーリーはハリー・スタイルズが「クィア・ベイティング」の批判から「免れている」としているほか、ニューヨーク出身のラッパーであるアイス・スパイスの血筋について語り、ハワイ、イヌイット、中国の血筋があるかどうかについて語り、これらの地域のアクセントを真似ている。また、ポッドキャストにはドイツの強制収容所にいる架空の日本人看守の真似をして笑う場面も存在していた。

マット・ヒーリーはその後この発言について「傷つけてしまった」人々に謝罪するとして「21世紀のロックスターの役割を演じようと見当違いの試みをしてきた」と述べている。

ヤングブラッドはポッドキャストが配信された時点でマット・ヒーリーと共演者に向けて次のようにツイートしていた。「特権的な地位にある3人の白人の奴が集まって、躍進する若い黒人女性アーティストをネタにするのを聞くのはたまらないね。30代へようこそってことかな」

マット・ヒーリーはこのツイートを受けてインスタグラムのストーリーでヤングブラッドがステージ上で煙草を吸って、本を読む動画を投稿して「ちょっと責任を感じているよ。申し訳ないね」と述べている。これはヤングブラッドが自身のパフォーマンスに似ていることを示唆していたと思われる。

別の動画でマット・ヒーリーはヤングブラッドの北部のアクセントを真似て、次のように語っている。「みんな、俺は怒っているんだ」

今回、ヤングブラッドは『NME』のインタヴューでこのやりとりについて自身の見解を語っている。

「正直、気にしていないよ」と本名をドミニク・ハリスンというヤングブラッドは語っている。「ザ・1975とのことは全部愉快だった。愉快だったのは、あの出来事が皮肉にも(ザ・1975の地元である)マンチェスター・アリーナにいる時に起きたからなんだ。引っ張りすぎたところもあるけど、それもあって面白かったと思えた。彼のことは好きなんだ。ちょっと間抜けなところもあると思うけど、彼の曲が好きなんだ」

「すごくクールなことだったと思う。自分としては『くそ! あいつらが俺のことを言ってやがる。クールだね』という感じだった。ステージに上がる前に2分間くらい考えたけど、それ以降はもう一度考えることはなかったね」

ヤングブラッドは次のように続けている。「もしもパーティーでお互い会っても、『よし、お前って最低な奴だよな?』という感じなんじゃないかな」

「これってイギリスっぽいよね。俺のことを気に入ってくれる人もいれば、そうじゃない人もいる。22歳から25歳くらいまでだったら、ムカつかなかったと言ったら嘘になる。頭にきていただろうからね。時間があったことが助けになった。全部くだらないことだし、全部エンタテインメントなんだよ。今はいい時間を過ごせているし、コミュニティのことも大好きだし、自分の音楽も気に入っている。本当にね。それがこれまでで分かったことで、そのおかげでここまで来られたんだ」

ヤングブラッドは次のように続けている。「自分の直感を信じて、人々を愛すること。そうすれば大丈夫なはずだよ。それが自分のモットーなんだ」

先日、ヤングブラッドは自身のフェスティバル「ブラッド・フェスティバル」を開催することを発表して、カムデン・マーケットでゲリラ・ライヴを行っている。

「ブラッド・フェスティバル」はミルトン・キーンズ・ボウルで8月11日に開催されることが発表されている。ヤングブラッド以外の現時点で発表されているラインナップはリル・ヨッティ、ソフト・プレイ、ネッサ・バレット、ザ・ダムド、ローラ・ヤング、ジャズミン・ビーンで、今後もアーティストが発表される予定となっている。

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