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ビヨンセは新作『カウボーイ・カーター』のアートワークを公開して、カントリー・ミュージックへの進出に対する反発について言及している。

ビヨンセは通算8作目となるアルバム『カウボーイ・カーター』のタイトルを3月12日に公式ウェブサイトで公開しており、ウェブサイトには馬の鞍に「カウボーイ・カーター」と書かれた赤、白、青の帯がかけられている写真も掲載されていた。

今回、ビヨンセは公式インスタグラムでその写真を使用した正式なアルバムのアートワークを発表している。アートワークはアルバムの発売日となる3月29日まで10日となったところで公開されている。

「このアルバムは作るのに5年以上を要しました。このアルバムは何年も前に自分が受け入れられていないと感じた体験から生まれました……自分が受け入れられていないことは明らかでした。しかし、その体験のおかげで、私はカントリー・ミュージックの歴史に深く入り込み、豊穣な音楽のアーカイヴについて学ぶことになりました。音楽が世界の多くの人々を結びつけることができることを知り、音楽の歴史を教えることに人生を捧げてきた人々の声を広げることができて、素晴らしい気分です」

ビヨンセは次のように続けている。「このジャンルに進出した時に直面した批判によって私は自分に課せられた限界を超えていくことを余儀なくされました。『アクトII』は自分自身に挑戦して、作品を作るために時間を費やしてジャンルをかけ合わせたことの産物です」

ビヨンセは「アルバムにいくつかのサプライズがある」ことも明かしており、アルバムに込めた「気持ち、ソウル、愛、情熱」を聴き取ってもらえたらと述べている。

「『ルネッサンス』の延長として、このアルバムには取り組みました……この音楽が体験となり、目を閉じて、一から始まる、決して止まらない旅になることを願っています。本作はカントリー・アルバムではありません」とビヨンセは締めくくっている。「本作は『ビヨンセ』アルバムです。『アクトII:カウボーイ・カーター』なのです。みなさんに公開できることを誇りに思います」

『カウボーイ・カーター』はビヨンセにとって通算8作目のソロ・アルバムで、限定エディションとして赤、白、青、黒のアナログ盤がラインナップされており、ビヨンセの顔半分を使った2種類の写真を使ったCDも発売される。

3部作の第2作となる新作には先日リリースされた“Texas Hold ‘Em”と“16 Carriages”も収録される。ビヨンセは“Texas Hold ‘Em”と“16 Carriages”をスーパーボウルのコマーシャルに合わせて公開しており、アルバムがリリースされることもその時に発表している。ビヨンセは“Texas Hold ‘Em”でカントリー・チャートで1位を獲得した初の黒人女性となっている。

一方でドリー・パートンはビヨンセが“Jolene”をカヴァーしたことを思わず明かしている。

カントリー・ミュージックにおけるビヨンセの重要性について語る中でドリー・パートンはビヨンセの新作に“Jolene”が収録されるかどうかを尋ねられている。「入ると思うわ」とドリー・パートンは答えている。「“Jolene”をレコーディングしたと思う。おそらく彼女のカントリー・アルバムに入ると思う。すごく楽しみにしているの。彼女のことは大好きだし、美しくて、素晴らしいシンガーよね」

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