ANDY FORD/NME

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最近のある研究によると、へヴィ・メタルのファンは他のジャンルの音楽ファンよりも幸福度が高いことが証明されたという。

このほど『セルフ・アンド・アイデンティティ・ジャーナル』誌に「1980年代のへヴィメタル・グルーピー、ミュージシャン、ファンの人生経験および中年期の精神構造について」と題する研究が掲載され、当時のメタル・ファンは同世代でメタル以外の音楽を聴いていた人々に比べ、「若い頃は非常に幸せで」、「現在も精神的により安定している」という結果が出たと発表している。さらに、このグループの人々は、現在の若者層より幸福であるという結果も出ているという。

この調査は377人の被験者を、元メタルファン、現在メタルファン、過去も現在もメタルが好きでない、という3グループに分けて実施された。

調査結果は「メタル・ファンはトラウマとなるような、危険な『セックスやドラッグ、またロックンロール・ライフ』を経験しているケースも少なくない」としながらも、総体的には「メタルファンというアイデンティティがネガティヴな経験に対して自己防御機能を発揮している」と結論している。

調査結果はまた、「社会的なサポートが問題を抱えた若者の手助けに不可欠な要素の一つである」と述べており、「メタル音楽のファンやミュージシャンは、メタル・コミュニティーの中で親密な人間関係を築いたり、似た考えを持つ者同士で感情の高まりを共有したりといった経験を持っている」としている。

しかしながら、「ロックンロール・ライフスタイル」にどっぷり浸かっている人々は、今回のような調査にあえて参加しないだろうという可能性は残している。

一方、いわゆる「エクストリーム・ミュージック」を聴くことは人にプラスの影響を与えるという別の研究結果も発表されている。

オーストラリアのクイーンズランド大学の調査員たちが、最近、へヴィ・メタルやパンク、ハードコア、エモなどのジャンルの音楽を聴くことが怒りの感情の要因になるという説について調査を行った。

ジュヌヴィエーヴ・ディングル博士と特待生のリア・シャーマンによるこの研究は、日常的に「エクストリーム・ミュージック」を聴いている被験者39人を対象に行われたという。

その結果、「エクストリーム・ミュージック」が各個人の怒りのレベルを上げるのではなく、ほとんどの場合「怒りをコントロールする」ということが明らかになっている。

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