ザ・ラスト・ディナー・パーティーはデビュー・アルバム『プレリュード・トゥ・エクスタシー』への反響を振り返りつつ、セイント・ヴィンセントから影響を受けたことについて語っている。
3月2日に開催されたブリット・アウォーズ授賞式でライジング・スター賞を受賞したザ・ラスト・ディナー・パーティーはそのレッド・カーペットで『NME』の取材に答えている。
ザ・ラスト・ディナー・パーティーは『プレリュード・トゥ・エクスタシー』でイヤーズ&イヤーズが2015年に発表した『コミュニオン』以来、デビュー・アルバムとしては最多となるセールスを記録したが、こうした好意的な反響は「驚きのものだった」と語っている。
「願い事のリストにも入れていなかった。だって、こんなことになるなんてバカげていると思ったから」とギタリストのリジー・メイランドは語っている。「だから、ものすごく感謝しているし、現実とは思えないの」
ヴォーカリストのアビゲイル・モリスはアルバム・リリース後に始まったヨーロッパ・ツアーについて語り、ステージに立った時の感覚を「天国のよう」と評している。
「アルバムが出て、すぐにツアーに出たんだけど、これまでやった中でも最高のツアーになっている。というのも、みんながどの曲も歌詞を知ってくれているのは初めてだから」とアビゲイル・モリスは説明している。「本当に素敵だった」
ザ・ラスト・ディナー・パーティーはライジング・スター賞をセイント・ヴィンセントから手渡されており、セイント・ヴィンセントから受けた影響についても語っている。
「素晴らしい曲やリフの作り手で、私たちも大好きなの。私も彼女の曲をギターで弾いたしね」とギタリストのエミリー・ロバーツは語り、『プレリュード・トゥ・エクスタシー』の収録曲にも具体的に影響を受けたものがあることを明かしている。
「特に“Sinner”は影響を受けた。彼女の曲に“Marrow”という曲があるんだけど、あの曲から影響を受けて、“Sinner”のギター・フレーズを私は書いたの。だから、彼女からは大きな影響を受けたわ」
セイント・ヴィンセントもレッド・カーペットでザ・ラスト・ディナー・パーティーのアルバムについて「冒険的で、ロマンティックで、ドラマチック」と賛辞を寄せている。
ザ・ラスト・ディナー・パーティーはフジロックフェスティバル ‘24に出演することが決定している。
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