Photo: GETTY

ブリクストン・アカデミーは2022年12月に2人の死者を出した観客の殺到を受けて閉鎖されていたが、営業を再開させることを発表して、最初の公演が決定している。

2022年12月にアサケのコンサートで発生した観客の死亡事故で23歳のガブリエル・ハッチンソンと33歳のレベッカ・アイクメロの2人が亡くなっている。この事故ではもう一人が致命傷を負っている。

それ以降、ブリクストン・アカデミーは営業停止となっており、今後が未定となっていたが、昨年9月に「厳格な」安全基準を満たせば営業を再開できる許可が出されている。

ブリクストン・アカデミーは来月の営業再開に際してトリビュート・バンドによる2公演を行うことを発表している。

ニルヴァーナのトリビュート・バンドとザ・スミスのトリビュート・バンドによるライヴが4月19日に行われ、オアシスのトリビュート・バンドとフー・ファイターズのトリビュート・バンドによるライヴが4月26日に行われる。チケットは3月8日に一般発売される。

死亡事故を受けてランベス議会は営業許可を一時剥奪しており、ロンドン警視庁はブリクストン・アカデミーの恒久的な閉鎖を勧めていたとも報じられている。

昨年9月、DJで、ロンドンのナイトライフを活性化させる役職を務めるエイミー・ラメはブリクストン・アカデミーの営業再開が業界に与える影響について言及している。

「まず、ブリクストン・アカデミーで起きたひどい出来事を受けて、ガブリエル・ハッチンソンとレベッカ・アイクメロ、病院で重体にある一人の女性の家族や愛する人々にお悔やみを申し上げます」とエイミー・ラメはツイートしている。

「ブリクストン・アカデミーがアーティストやファン、地元のコミュニティにどれだけ大切にされてきたか、UKのライヴ・シーンにとってどれだけ重要かも分かっています。ランベス議会がブリクストン・アカデミーがアカデミー・ミュージック・グループによって安全に営業再開できると納得してくれたことを嬉しく思います」

「今日の判断は昨年の悲劇的な事件のようなことが二度と起こらないようにするための詳細な証拠捜査と新たな計画の提案に沿ったものとなります」

ミュージック・ヴェニュー・トラストは議会によるブリクストン・アカデミーの営業再開に対する「判断を歓迎します」と述べている。「地元コミュニティ、音楽ファン、そしてより広範なライヴ・ミュージックのエコシステムにとって非常に重要な文化的意義を持っています」

「この由緒ある会場を無事、安全に営業再開させるためにすべての関係者を支援していくことを楽しみにしています」

ブリクストン・アカデミーの閉鎖後、ライヴ会場としての閉店に反対するオンライン署名が行われ、様々なアーティストや業界関係者も署名している。

ドキュメンタリー『ザ・ビートルズ: Let It Be』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ